今日はYさんの四十九日のご法事にお参りさせていただきました
何年も何年も、ご主人の病のお身体に寄り添われた奥さまは、お葬式の後、今日まで、涙、涙でお過ごしになられていたそうです
「愚痴も出る…いらんことも思うてしまう…」と看病介護の間に漏らされていた奥さまは、今日はちいさく背中を丸められて、お経文を目で追ってくださっていました
遠方から帰られた息子さんも、涙いっぱいで法話を聞いてくださいました
吹っ切れることはなかなかないかもしれませんが、そのままが阿弥陀さまの御手のなか
大いなるおはたらきの中での今日のひと日でした
境内に百合がたくさん自生しています
すっと伸びた茎に蕾が3つ4つうつむくようについていて、人影のようです
「白骨のお文を百合も聴いており」
なんまんだぶつ(^人^)