月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

無花果のはなし

2021年10月01日 22時22分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)



もぎたての無花果をいただきました。

初物です。

子どもの頃、玄関先に無花果の木がありました。

実が熟れると、木に登って、木の上で無花果を食べたものです。

枝から捥ぐと、白い樹液が手やら口についてかぶれてしまうのですが

それでもやっぱり木に登って無花果を食べていました。

だって、美味しいから!

無花果を見ると、なんとなーくノスタルジックな気持ちになります。

父がいて、母がいて、姉弟がいて、大きいおばあちゃんと小さいおばあちゃんがいて‥‥

賑やかで、楽しかった子どもの頃のことを思い出します。

みんなの声まで聞こえるようです。

帰りたいなあ。