例えば日本料理の厨房の中では刺身を担当する板前が一番上です。料理長が全体を見る立場に回って刺し場(刺身担当の役)を譲るような場合もありますが、基本刺し場が厨房のトップです。言ってしまえばただ切るだけの調理が一番上っていうのが、素材を生かす事を第一にする日本料理らしい。
そして寿司も主に魚介類そのものを生かす料理です。先程「ただ切るだけ」と言いましたがもちろん「ただ」ではありません。切り方もあります。切る技術もあります。
魚は生だけではなく締めたり、煮たりなどの加工を加える事もあります。刺身と違うのはシャリがある事。ネタとシャリの素晴らしい融合があって寿司となりますよね。
寿司と並ぶ「贅沢料理」が焼き肉だと思いますが、焼き肉には旬がありませんね。寿司や日本料理には旬があるのは常識。冬だから平目が、夏たからスズキが食べたくなるし、美味しい。そしてその土地でしか食べられないネタがあります。だから私は旅に出ると寿司を食べます。食べたくなります。仕事抜きでも。そして東京では食べられないネタを頼みますよね。
シンプルイズベスト。
これが私の料理観で日本料理、特に寿司はそれを体現しています。そしてとても美味しい😋 そして奥深い。次はいつ寿司頂こうかな😄