L350Sです。今回も例にもれず、たまにしか点灯しない案件。逆に言えば、点灯したやつが消えることもあるという状況です。OBD2規制のシステムモニター案件は、種類によって2回連続したドライビングサイクルで不具合が発生して初めて点灯させるケースがあります。逆に、点灯しても連続して何回かのドライビングサイクルで不具合が再発しなければ、消灯してもよい、という規定があります。J-OBDの詳細規定はわかりませんが、2010年6月モデルの車なので、J-OBDでいうところの、継続生産車両の規定要件に当てはまるかどうか微妙な年式です。
ということで、やはりうちでは再現できませんでした。触媒コンバーターは5万円弱するらしいので、慎重な診断が必要です。再現はあきらめてオシロスコープをつなぎ、劣化具合を判定します。
リアO2の反応は緩やかなように見えなくもないです。
でも、落ち込むところもあるような。
これなんか見ると、リッチで安定している感じもあります。アイドルだからか?
でも、やっぱりリーンの吹き抜けはないけどリッチ側で多少吹き抜けている感があります。山のピークなんか結構フロントの波形をなぞってます。
アクセルオンオフに追従しすぎのような。
いいところと悪いところあります。
これだけを見れば、壊れていないような、と錯覚します。
O2センサーの異常は、前後ともなさそうです。排気ガスの状態に合わせてきちんと動いています。
ここから下の絵は、部品交換後です。
0.8Vできれいに平均を保っている感じです。
アクセルオンオフに追従してはいるけど、フロントの動きに比べたら緩やかです。
ピーク時のフロント波形頭なぞり具合がすくない。
リアO2らしい化学反応結果の表現をしています。
フロントが0.9V以上のドリッチになっても、慌てず安定しています。
リーン雰囲気の時も、フロントに惑わされず落ち着いています。
この判断で間違いないと思います。危うく5万円を損するところでした。
ちなみにコンピューターのラベルは
末尾がN14になっています。最新はN17らしいですが、部品でしか取れません。リプロができない。ということは保安基準にかかわる閾値変更もないと判断して問題ないでしょう。おわり。
触媒劣化の判断、大変参考になります
お尋ねします タントの交換部品はなんだったのでしょうか?
交換後は明らかに波形に変化ありました 気になります