キャンターFE51Cのノッキングおよびチェックランプ点灯ですが、安いところで燃料フィルターの交換から取り掛かりましたが、改善されませんでした。
故障コードは17ということでECUですが、TCVなるものも可能性があるということで、こちらから交換しました。(ECUはもちろん数十万円コースのため)
結果、みごと解決。TCVと聞くと、ガソリン車だとタンブルスワール系のバルブかと思いがちですが、噴射ポンプ内にある噴射タイミングをコントロールするもののようです。コード17も確かにタイマー位置センサーなにがしというものが制御できなくなった状態を示していました。
結論的には、このバルブが電気的にショートして最終的にECUに演算不良を認識させてしまったようなイメージです。
タイマー位置センサーは単独で故障コードを持っていますから、本来そっちが表示されるべきですが、開故障/閉故障を細分化する機能を持ち合わせていなかったのではないかと思います。
最近のOBDではセンサー単体の断線/短絡、どちらの故障もコードを分けて設計されています。さらに言えば、センサー自体の応答性や、アクチュエーター系に至ってはそのアクチュエーターがした仕事がちゃんと結果を出せているか、までも診断して故障検出させているので、このような過渡期の自己診断機能を持ったコンピューターに対しては、やはり個人のノウハウや経験、技術に大きく左右されるようです。
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