昨日の夜のニュースは安倍首相辞意でもちきり。
民主党政権がドタバタしていて政府の体を成してない時期で
国民が民主党に失望感を抱いている時
(民主党には東日本大震災に見舞われ気の毒ではあったが)
じゃったんで、長期政権になった。
たしかに外交面では積極的に出かけ、会いたくもない習近平、
信用ならん相手ロシアとも会い、世界を駆け回り、よう頑張った。
それで国民の信用を得て、次々と数に任せて議案を通し
すごいリーダーシップを発揮した政治家と思う。
第2次安倍内閣が発足した当初は、ワシは安倍さんは一度
逃げ出した男なんで信用ならんと評価してなかったが、
あれよあれよと言う間に行動し、確固たる地盤を築いた。
その点は大いに評価する。
しかし終盤は1強政治のほころびの原因となる傲慢さ、
数にものを言わせ、『自分の足跡を残す』政治に腐心し過ぎた。
結局、憲法改正は無理と判断し、拉致問題や北方領土問題は
相手にその気がない事に無力感を感じ、
史上最長政権の足跡を残したことでもあり、
森友問題、加計学園問題、桜を見る会問題と後ろ指を指される
事件が未解決である事など、総合的に考え、
体調不良を理由に幕を閉じることにした、ように感じる。
国民の目にはそのように映っていると思うが、
懸命に走り抜けた7年8ヶ月は、評価したい。
彼のことを批判する政治家はたくさんいるけど、
誰ひとり彼のような足跡を残せる政治家はいないと思う。
お疲れ様でした、安倍総理。