盆に遊びに来た息子と夏の甲子園の話になった。
隣の山口県の下関国際の監督が
息子と同級生で、わが町五日市の出身じゃとか?
その下関国際が今日、優勝候補の筆頭
大阪桐蔭と試合があるとの事で
早めに仕事を切り上げ、テレビの前に座った。
もう試合も終わりごろか?と思いながら
スイッチオンしたら、雨のため試合開始が遅れ
今まさに試合が始まろうとしとった。
『ラッキー!』
と思いながら最初から最後まで観戦。
いきなり1回に点を取られ
『やっぱり大阪桐蔭は強い!』
と思うたが、下関国際の選手も
懸命に戦う姿に、力が入る。
善戦、善戦! ここまでよう頑張った!
と最終回を迎え、下関国際の健闘を
心の中で称え、敗戦を覚悟しとったら
先頭打者がヒット、次打者もヒット。
大阪桐蔭の2番手投手も
プロ並みの速球を持っとるのに
それに負けずにシャープな振り、
軽く合わせるようなスイングで
ノーアウト1塁2塁。
大阪桐蔭のピッチャーも
『これが打てるか!』
と言わんばかりの剛速球を
投げ込んできたが
負けずにピッチャー返しのバッティング。
打球はセンターに抜け、
2塁ランナーまで素晴らしい走塁で
ホームイン! 2点タイムリー!
その裏、下関国際の2番手ピッチャーも
懸命に優勝候補の大阪桐蔭の4番に
堂々と立ち向かっていき、三者凡退。
やったでー!
誰もが驚く大番狂わせ。
じゃが、下関国際の選手、監督は
持っとる力すべてをぶつけていったと
見ているワシらも、そう思えるような
戦いぶりじゃった。
ワシら大人に、何かを教えてくれた
そんな試合を観戦できたことに感謝。
盆に息子と話をせんかったら
見れてない試合、息子にも感謝じゃねー?