『原爆小頭症』
の女性を追うドキュメント番組を
ちょうどやっとったんで見とりました。
ワシも被爆二世じゃけど
原爆小頭症とゆー言葉は聞いたことあるけど、
どんな症状なんか今まで知りませんでした。
昔はそんな子供が生まれたら、
親は隠すように暮らしとったのを
思い出しました。
母親の胎内に居る時に
母親が被爆して
生まれつき障害を持って生まれた人みたいです。
民放じゃったみたいで、
CMになったところで上がってきましたが、
大半は見たと思います。
母親は『上の子二人が嫁に行くまで』
との条件で家を出て、
遠く山梨で暮らしたようですが、
後ろめたさがあったんか、
その子が20歳の時の祭りの日に
帰って来たほかは、その子の父親(自分の夫)
が亡くなった時に帰って来ただけで、
夫の四十九日が終わると、
また山梨に帰って行ったそうです。
この母親のとった行動は現代社会で、
どう映るんじゃろうか?
残された小頭症の娘は、
それでも地域で支えられながら
残りの人生を生きて行ったんじゃろう、
と思いながらCMの後を見ずに
上に上がってきたけど、
その子も、今、生きておれば78歳
くらいじゃろうけど、
どうしとってんじゃろうか?