2年目の定期健診を受けて、見つかった後発白内障1ヵ月後の手術。
3種ほど目薬を差すけれど、一番つらいのが瞳孔を開く目薬、すくなくとも4・5時間は眩しいのと、ピントの合わない目での車の運転はかなりつらい。
ヨーロッパでは勇気あるご婦人方が、瞳孔を開いて魅惑的に見せるためにベラドンナ(セイヨウハシリドコロ)から抽出した液を目に差して殿方を魅了したそうな。
日本では同じような毒をもつハシリドコロという植物があり、山菜の時期になると誤食して中毒を起こす人もいる。
所で私が勇気あるご婦人方のように、魅惑的な目をしていたかどうかは、鏡を見ていないので定かではない。
網膜裂孔ののレーザー手術から比べると、音も静かカメラの電子音くらいで、ピッと音がするたび軽い圧迫感が、前頭部にあるのみだった。
瞬きが危険なので、強制的に瞬きが出来ないようにする器具を目に差しこまれるが、手術時間も片眼2.3分なので何とか我慢できる。
白内障の時ほどの圧倒的な暴力感はない。
後発白内障とは。(病院の説明による) 白内障手術の際は、水晶体の入っている薄い袋(水晶体嚢)を残し、中の濁った水晶体を砕いて取り除き、プラスチックのレンズを挿入する。
術後、水晶体嚢が濁ったり、しわが寄ったりして視力低下が起こることがあり、これを後発白内障という。
後発白内障手術とは。(処置は外来で行う) レーザーによって、水晶体嚢の濁りを除去することにより、視力の回復をはかる。
合併症として、一時的な眼圧上昇・炎症等があるが、適宜対処する。
再発する可能性もあるが、同様の処置を行う。
帰り道のアルプス、目の状態は何となくこんな感じ。