ゆきさんの所もなごやんさんのところも、お子さんの高校受験で大変な年を迎えているのである。
私の高校受験は昨年1月29日の「受験勉強はもう二度とやりたくない。Part2」で詳しく書いたが、あの頃はある意味楽だったんだよねぇ。
ちなみに、地方では一般的に公立高校の方が私立高校よりもランクが上、という認識があるらしいのだが、東京に関してはそうとは限らない。上は名門大合格者続出、下は中退者続出と、ピンキリなのである。大学に入学した頃、地方出身の友人から「公立校出身ってことは頭いいんだね~」と言われ、キョトンとした覚えがある。私にしてみたら「どちらかというと私立本命、都立は滑り止め」という認識だったのよね。
話は戻って、当時、都立高校は学区制が敷かれていた。原則的には住んでいるところの学区の高校しか受験出来ない。区割りはこうだった。
第1学区(千代田区・港区・品川区・大田区)
第2学区(新宿区・渋谷区・世田谷区・目黒区)
第3学区(中野区・杉並区・練馬区)
第4学区(文京区・豊島区・板橋区・北区)
第5学区(中央区・台東区・荒川区・足立区)
第6学区(墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区)
第7学区(多摩地区)
…余談だが、昔、フジテレビで深夜に放送していた「第4学区」というタイトルの人気番組があったが、あれは出演者の古館伊知郎と石橋貴明が、ともに第4学区(古館が北区、石橋が板橋区)の出身だったから付けられたものである。…
話は再び戻って…。これには続きがあって、一学区の高校群の中でもAグループ・Bグループという区分けがなされていた。これはぶっちゃけて言えばAグループ=頭いい~普通、Bグループ=普通~バカなわけである。クロマティ高校は間違いなくどっかの学区のBグループ最下位に位置していたに違いない(笑)!
で、例えば当時第2学区Aグループで一番偏差値の高かった戸山高校を受験したとしよう。だが健闘空しく落ちてしまった!しかーし、落ち込むことはない。我々の時代は「グループ合格」という制度があって、志望校に落ちてしまっても、Aグループ内に留まる水準の点数さえ残せば、同じAグループ内で志望校よりランクが下の高校に空きがあれば滑り込み合格ができるという、受験生にとっちゃありがた~い制度があったのだ。乱暴な表現だが、試験でよほどのヘマをやらかさなければ戸山に落ちても新宿か駒場か青山か都立大附属か広尾か目黒が拾ってくれたんだね。今考えたら何ちゅう気楽な制度だったんだろう。
で、私の場合、本来は近くて偏差値もそこそこある目黒高を受けたかったのだが、目高はあいにくAグループの一番下のランクだったのだ。これだと、万が一落ちてしまった場合にグループ合格の恩恵にあずかれない。親から1校強引にねじ込まれていたこともあり、仕方なく偏差値は同じぐらいでBグループのトップであるうっかり八兵衛さんの母校を受けることになった。ここなら、もし落ちてもBグループ内のどこかの高校には拾ってもらえるし。てなわけで、都立の入試に関しては結構気楽に挑み、見事八兵衛さんの後輩になったわけだが、後から目高が定員割れしたという話を聞いてものすごく凹んだ…。
私が八兵衛高校(仮名)を卒業した1994年にグループ合格制度(グループ選抜制度)はなくなり、2003年には学区制度もなくなった。
ググッと選択肢が広がって、より自分に向いている学校を見つけられる可能性が高まった反面、グループ合格という「保険」がなくなっちゃったし、あまりに高校が多すぎて逆に迷ってしまうという面もあって、今の受験生は大変だね!まぁ、私のようにたまたま入った高校がベストフィットだったということもあるし、親子共々あまりナーバスにならず、常に明るく前向きな受験生活を送られんことを祈る次第でございます。
※リンクを張った駒場高校の校長先生が、高校時代の日本史&世界史の先生でした。あと、流れで調べたら同じ学区の桜町高校の校長先生が、これまた地理の先生でした。二人とも年取ったなぁ(当たり前だ)。
私の高校受験は昨年1月29日の「受験勉強はもう二度とやりたくない。Part2」で詳しく書いたが、あの頃はある意味楽だったんだよねぇ。
ちなみに、地方では一般的に公立高校の方が私立高校よりもランクが上、という認識があるらしいのだが、東京に関してはそうとは限らない。上は名門大合格者続出、下は中退者続出と、ピンキリなのである。大学に入学した頃、地方出身の友人から「公立校出身ってことは頭いいんだね~」と言われ、キョトンとした覚えがある。私にしてみたら「どちらかというと私立本命、都立は滑り止め」という認識だったのよね。
話は戻って、当時、都立高校は学区制が敷かれていた。原則的には住んでいるところの学区の高校しか受験出来ない。区割りはこうだった。
第1学区(千代田区・港区・品川区・大田区)
第2学区(新宿区・渋谷区・世田谷区・目黒区)
第3学区(中野区・杉並区・練馬区)
第4学区(文京区・豊島区・板橋区・北区)
第5学区(中央区・台東区・荒川区・足立区)
第6学区(墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区)
第7学区(多摩地区)
…余談だが、昔、フジテレビで深夜に放送していた「第4学区」というタイトルの人気番組があったが、あれは出演者の古館伊知郎と石橋貴明が、ともに第4学区(古館が北区、石橋が板橋区)の出身だったから付けられたものである。…
話は再び戻って…。これには続きがあって、一学区の高校群の中でもAグループ・Bグループという区分けがなされていた。これはぶっちゃけて言えばAグループ=頭いい~普通、Bグループ=普通~バカなわけである。クロマティ高校は間違いなくどっかの学区のBグループ最下位に位置していたに違いない(笑)!
で、例えば当時第2学区Aグループで一番偏差値の高かった戸山高校を受験したとしよう。だが健闘空しく落ちてしまった!しかーし、落ち込むことはない。我々の時代は「グループ合格」という制度があって、志望校に落ちてしまっても、Aグループ内に留まる水準の点数さえ残せば、同じAグループ内で志望校よりランクが下の高校に空きがあれば滑り込み合格ができるという、受験生にとっちゃありがた~い制度があったのだ。乱暴な表現だが、試験でよほどのヘマをやらかさなければ戸山に落ちても新宿か駒場か青山か都立大附属か広尾か目黒が拾ってくれたんだね。今考えたら何ちゅう気楽な制度だったんだろう。
で、私の場合、本来は近くて偏差値もそこそこある目黒高を受けたかったのだが、目高はあいにくAグループの一番下のランクだったのだ。これだと、万が一落ちてしまった場合にグループ合格の恩恵にあずかれない。親から1校強引にねじ込まれていたこともあり、仕方なく偏差値は同じぐらいでBグループのトップであるうっかり八兵衛さんの母校を受けることになった。ここなら、もし落ちてもBグループ内のどこかの高校には拾ってもらえるし。てなわけで、都立の入試に関しては結構気楽に挑み、見事八兵衛さんの後輩になったわけだが、後から目高が定員割れしたという話を聞いてものすごく凹んだ…。
私が八兵衛高校(仮名)を卒業した1994年にグループ合格制度(グループ選抜制度)はなくなり、2003年には学区制度もなくなった。
ググッと選択肢が広がって、より自分に向いている学校を見つけられる可能性が高まった反面、グループ合格という「保険」がなくなっちゃったし、あまりに高校が多すぎて逆に迷ってしまうという面もあって、今の受験生は大変だね!まぁ、私のようにたまたま入った高校がベストフィットだったということもあるし、親子共々あまりナーバスにならず、常に明るく前向きな受験生活を送られんことを祈る次第でございます。
※リンクを張った駒場高校の校長先生が、高校時代の日本史&世界史の先生でした。あと、流れで調べたら同じ学区の桜町高校の校長先生が、これまた地理の先生でした。二人とも年取ったなぁ(当たり前だ)。