うえぽんの「たぬき鍋」

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ドラフト「怪」説2011「『即戦力』…そいつは食えるのか?」その2

2011-10-29 02:04:44 | 野球・ドラフト「怪」説
★横浜ベイスターズ

1位(×藤岡貴裕投手・東洋大→×松本竜也投手・英明高→)
北方 悠誠 (きたがた・ゆうじょう)投手 18歳
右投右打 180cm80kg
佐賀・唐津商業高
今夏の甲子園で、初球でいきなり152キロを記録して話題になった豪腕。本格的な投手転向が高校入学後と経験が浅いため、粗削りな部分は多々あるが、桁外れの馬力、多彩な変化球を投げ分ける器用さなど、魅力もたっぷり。プロでどう洗練されるか…?

2位
城 俊人 (たかじょう・しゅうと)捕手 18歳
右投右打 176cm80kg
福岡・九州国際大付属高
中学3年時には日本代表の4番・捕手を務め、世界大会で優勝した経験を持つ。最大のアピールポイントは強肩で、二塁送球は最速1秒81の素速さを誇る。打撃も力強く、今春の甲子園では大会タイ記録の8打数連続安打を記録した。将来の期待は大きい!

3位
渡邊 雄貴 (わたなべ・ゆうき)内野手 18歳
右投右打 180cm75kg
岡山・関西高
今や希少価値となった右の強打者。強靱なリストと巧みなバットコントロールで広角に鋭い打球を飛ばせるのが強みだ。また、抜群の身体能力を持ち、遠投は120m、走力は50m6秒2。打っても守っても、何かやってくれそうな独特の雰囲気を持っている。

4位
桑原 将志 (くわはら・まさゆき)内野手 18歳
右投右打 174cm74kg
京都・福知山成美高
体は小さいが、大技小技何でもこなせるセンスを持った遊撃手。打撃では、しぶとくライト打ちを見せたかと思えばガツンとレフトスタンドへ放り込んだりもできる。守備、走塁も高いレベルで安定しており、将来の1・2番打者候補として面白い存在だ。

5位
乙坂 智 (おとさか・とも)外野手 18歳
右投左打 182cm72kg
神奈川・横浜高
アメリカ人の父を持つハーフで、本名は乙坂ルーセロ智ニコラス。バットコントロールの良さを生かし、広角にヒットを量産する好打者で、50m5秒8の俊足も光る。野球に対する気持ちも熱く、その気性の激しさは時に監督、コーチも手を焼いたほどとか。

6位
佐村トラヴィス幹久 (さむら・トラヴィス・みきひさ)投手 18歳
右投右打 191cm81kg
沖縄・浦添商業高
投手経験は4年とまだ浅く、フォームや体力などに課題を残すものの、それでもMAX144キロの速球を投げられるポテンシャルの高さは特筆モノ。変化球も、良いフォークを持っている。時間がかかりそうなタイプだが、それだけに伸びしろも大きい逸材だ。

7位
松井 飛雄馬 (まつい・ひゅうま)内野手 21歳
右投右打 180cm83kg
島根・江の川高(現・石見智翠館高)-三菱重工広島
父・一弥氏は元・ロッテ外野手。高い身体能力を生かして、走攻守に躍動感溢れるプレーを見せる遊撃手だ。インパクト十分な「飛雄馬」という名前は、母・麻美さんが「巨人の星」のファンだったことから、主人公・星飛雄馬にあやかって命名したとか。

8位
古村 徹 (こむら・とおる)投手 18歳
左投左打 178cm74kg
神奈川・茅ヶ崎西浜高
スリークオーターから繰り出すMAX140キロの速球は、スピンが利いた上質の球。カウントを悪くしてもカーブ、スライダーでサッとストライクを取れるところもニクい。素質は十分なだけに、あとはどれだけストイックに野球に取り組めるかがカギとなろう。

9位
伊藤 拓郎 (いとう・たくろう)投手 18歳
右投右打 185cm86kg
東京・帝京高
1年夏の甲子園でいきなり148キロの速球を披露して話題になったが、その後はフォームを崩してしまい、長い間低迷が続いた。しかし、スピードへの挑戦をやめ、緩急を使う投球に転換したことで復調の兆しが見え、今夏はチームを久々に甲子園に導いた。

育成枠
1位
冨田 康祐 (とみた・こうすけ)投手 23歳
右投右打 186cm90kg
大阪・PL学園高-青山学院大(中退)-香川オリーブガイナーズ
高校時代は前田健太(広島)の控え投手。大学では故障もあって通算1勝止まりに終わったが、香川でクローザーとしてブレイクした。MAX152キロの直球を中心に、多彩な変化球も絡めて力強い投球を見せる。闘志をむき出しにしたマウンドさばきも見物だ。

2位
西森 将司 (にしもり・まさし)捕手 24歳
右投右打 182cm80kg
北海道・北照高-Honda-香川オリーブガイナーズ
捕手ながら、チームトップクラスの俊足の持ち主で、リーグ戦では盗塁も多い。また、守備では強肩が光り、インサイドワークにも優れており、安心して任せられる。打撃はハデさはないものの、右へも打てて勝負強い。パワーアップで支配下登録を目指す。

解説
今年は大量指名予定ということでどんな内容になるのかと思ったら、本指名の9人中8人が高校生という大胆な内容!これにはドラフトファンの間で賛否両論が巻き起こっておりますが、個人的には肯定的に捉えております。
確かに、今の横浜一軍に足りないのは投手です。しかし、今年の即戦力候補の投手で図抜けていたのは菅野智之(東海大)・野村祐輔(明治大)・藤岡貴裕(東洋大)の「大学BIG3」ぐらいで、他の選手はどうしても格が落ちるんですね。となると、今の横浜では中途半端な「即戦力」を集めてもどうしようもない訳で、それだったら割り切って、高校生中心のドラフトを展開するのも十分アリだと考えるわけです。それに、二軍では野手不足も深刻な状況でしたから、捕手2名(育成枠含む)、内野手3名、外野手1名という野手中心指名も、ちゃんと根拠のある内容だと思います。
こういう指名、もし尾花監督が出席していたら、きっとできなかったんじゃないでしょうかね~。