またも現地観覧の抽選に外れ、ガックリのうえぽんです。こんばんは。いつもならシーズン中盤あたりから興味が薄れて、心はすっかりドラフトの方に行ってしまっているところが、今年はまだ!ベイスターズの試合が!見られる!12年ぶりのAクラスでクライマックスシリーズ(CS)初進出。暗黒期脱出へ向けて大きな一歩を踏み出したわけです。ラミちゃん曰く「1回優勝してあとはBクラス…ではなく、常にAクラスになれるチームを作りたい」。その目標に向けては、現状のチームではまだまだ多くの部分が足りません。現有戦力のレベルアップは大前提として、毎年毎年のニーズに合った的確な戦力補強が求められます。特にドラフトはその根幹。近年入団した選手の多くが、今やチームに欠かせぬ戦力となっているだけに、今年は一体どういう指名が展開されるのか、非常に楽しみです。
☆投手
山口俊が11勝を挙げ、新人の今永昇太や2年目の石田健大がローテーションに定着するなど顔ぶれがガラッと変わって、昨年とは見違えるほど充実した先発陣。しかし、山口はFAの権利を取得しており、来年の動向はまだ不透明。井納翔一、モスコーソ、久保康友は不安定な投球が目立ち、いずれも黒星が先行している。三嶋一輝、砂田毅樹、ペトリックといったところもローテーションに入るには物足りず、一歩間違えれば総崩れしかねないギリギリのバランスであり、即戦力候補の補強は不可欠である。
リリーフに目を向けると、不安定な投手があまりに多すぎて信頼が置けず、田中健二朗、須田幸太、三上朋也、山﨑康晃といった勝ちパターンのメンバーに負担が過度に集中してしまっていた感がある。須田の故障や、山﨑の夏場の不振も、これと無関係ではないはず。やはり、ここも即効性のある補強をしたい。
今年の一番の目玉は、何と言っても地元・横浜出身の本格派右腕・田中正義(創価大)なのだが、春に肩を痛めた影響からか、今秋のリーグ戦での内容は今ひとつ。ただ、ベイスターズは今永や石田など、学生時代に肩に不安を持っていた投手を上手に起用するノウハウを持っており、余程のことがなければ、自信を持って田中の入札に参加してくるだろう。田中を筆頭に、今年は大学生投手に逸材が多く、「田中と双璧」との評価もある佐々木千隼(桜美林大)、総合力が高い柳裕也(明治大)、メジャーからも注目される黒木優太(立正大)、制球力と上質な直球が光る高良一輝(九州産業大)、三振が奪えるサイドハンドの水野滉也(東海大北海道キャンパス)、球威と負けん気が魅力の生田目翼(流通経済大)、今秋のリーグ戦でノーヒッターとなった加藤拓也(慶應義塾大学)、粗削りながらもスピードが魅力の左腕・濱口遥大(神奈川大)、新潟の無名の大学から突如現れた本格派左腕・笠原祥太郎(新潟医療福祉大)、球持ちが良く制球が安定している左腕・床田寛樹(中部学院大)、準硬式でMAX149キロの左腕・鶴田圭祐(帝京大)といったあたりが候補になりそうだ。
親会社が変わってからは大学・社会人中心の指名が続き、高校生の指名は5位以下にとどまってきたが、今年は高校生にも逸材が多い。さすがに1位で田中らをスルーしていきなり…とはなるまいが、外れ1位や上位での指名はあり得る。藤平尚真(横浜高)はその筆頭候補だ。高い身体能力を備え、クレバーな投球ができるのが魅力。高校生だけに、細かく見ればアラはあるが、地元横浜の逸材だけに動向が注目される。藤平以外にも、今夏の甲子園を制した今井達也(作新学院高)、スケール№1左腕の寺島成輝(履正社高)、MAX153キロ右腕の島孝明(東海大市原望洋高)、超高校級の投球術を持つ山本由伸(都城高)、重い直球とフォークで三振を奪う左腕・高橋昂也(花咲徳栄高)、「松坂大輔(ソフトバンク)二世」と呼ばれる高田萌生(創志学園高)、マウンド度胸とキレ味が持ち味の左腕・大江竜聖(二松學舍大附属高)、直球もスライダーもとにかく鋭い左腕・古谷優人(江陵高)、上質の直球、変化球を操る左腕・堀瑞輝(広島新庄高)など、注目すべき候補がたくさんいる。上位のみならず、中位以降の指名も要注目だ。
高校生、大学生の候補の充実ぶりに比べると、社会人や独立リーグで「ぜひ来て欲しい!」と思えるような候補は少なめで寂しい限り。先日、CSに向けた練習試合では、谷岡竜平(東芝)、山岡泰輔(東京ガス)といった上位指名候補が登板したものの、いずれもボコボコにされてしまった。そりゃまぁ、打線が一軍のホカホカのメンバーではあったけど「ウチの打線相手にここまでボコられるようじゃなぁ…」と思ってしまったのも事実で、何とも言えない気持ちになってしまった。とは言え、谷岡は力のある直球を低めに決められるのが長所で、山岡はラミレス監督が直々に「非常に強いボールを投げられる、良い投手」とのコメントを出しており、各球団のスカウト陣の評価はいずれも高い。他の候補には、リリーフ向きのパワーピッチャー・森原康平(新日鐵住金広畑)、伸びのある直球が魅力の長身左腕・土肥星也(大阪ガス)、直球とスライダーに勢いがある左腕・池田駿(ヤマハ)、MAX152キロの直球に多彩な変化球を持つ福永春吾(徳島インディゴソックス)らがいる。
☆捕手
新人の戸柱恭孝が、いきなり正捕手の座を射止めた。年齢的にも即戦力を期待してはいたが、ここまでやってくれるとは正直予想外で、チームを久々のAクラスに導いた「影のMVP」と言って良い。2番手・高城俊人、3番手・嶺井博希という形が出来上がり、かつては正捕手に一番近かった最古参の黒羽根利規が一軍出場0という事態になろうとは誰が予想し得たか。人数も7人とほぼ適正であり、指名は0か、もしあったとしても下位か育成枠でのものになりそうだ。個人的に注目しているのは、抜群のセンスで内・外野もこなせる郡拓也(帝京高)。
☆投手
山口俊が11勝を挙げ、新人の今永昇太や2年目の石田健大がローテーションに定着するなど顔ぶれがガラッと変わって、昨年とは見違えるほど充実した先発陣。しかし、山口はFAの権利を取得しており、来年の動向はまだ不透明。井納翔一、モスコーソ、久保康友は不安定な投球が目立ち、いずれも黒星が先行している。三嶋一輝、砂田毅樹、ペトリックといったところもローテーションに入るには物足りず、一歩間違えれば総崩れしかねないギリギリのバランスであり、即戦力候補の補強は不可欠である。
リリーフに目を向けると、不安定な投手があまりに多すぎて信頼が置けず、田中健二朗、須田幸太、三上朋也、山﨑康晃といった勝ちパターンのメンバーに負担が過度に集中してしまっていた感がある。須田の故障や、山﨑の夏場の不振も、これと無関係ではないはず。やはり、ここも即効性のある補強をしたい。
今年の一番の目玉は、何と言っても地元・横浜出身の本格派右腕・田中正義(創価大)なのだが、春に肩を痛めた影響からか、今秋のリーグ戦での内容は今ひとつ。ただ、ベイスターズは今永や石田など、学生時代に肩に不安を持っていた投手を上手に起用するノウハウを持っており、余程のことがなければ、自信を持って田中の入札に参加してくるだろう。田中を筆頭に、今年は大学生投手に逸材が多く、「田中と双璧」との評価もある佐々木千隼(桜美林大)、総合力が高い柳裕也(明治大)、メジャーからも注目される黒木優太(立正大)、制球力と上質な直球が光る高良一輝(九州産業大)、三振が奪えるサイドハンドの水野滉也(東海大北海道キャンパス)、球威と負けん気が魅力の生田目翼(流通経済大)、今秋のリーグ戦でノーヒッターとなった加藤拓也(慶應義塾大学)、粗削りながらもスピードが魅力の左腕・濱口遥大(神奈川大)、新潟の無名の大学から突如現れた本格派左腕・笠原祥太郎(新潟医療福祉大)、球持ちが良く制球が安定している左腕・床田寛樹(中部学院大)、準硬式でMAX149キロの左腕・鶴田圭祐(帝京大)といったあたりが候補になりそうだ。
親会社が変わってからは大学・社会人中心の指名が続き、高校生の指名は5位以下にとどまってきたが、今年は高校生にも逸材が多い。さすがに1位で田中らをスルーしていきなり…とはなるまいが、外れ1位や上位での指名はあり得る。藤平尚真(横浜高)はその筆頭候補だ。高い身体能力を備え、クレバーな投球ができるのが魅力。高校生だけに、細かく見ればアラはあるが、地元横浜の逸材だけに動向が注目される。藤平以外にも、今夏の甲子園を制した今井達也(作新学院高)、スケール№1左腕の寺島成輝(履正社高)、MAX153キロ右腕の島孝明(東海大市原望洋高)、超高校級の投球術を持つ山本由伸(都城高)、重い直球とフォークで三振を奪う左腕・高橋昂也(花咲徳栄高)、「松坂大輔(ソフトバンク)二世」と呼ばれる高田萌生(創志学園高)、マウンド度胸とキレ味が持ち味の左腕・大江竜聖(二松學舍大附属高)、直球もスライダーもとにかく鋭い左腕・古谷優人(江陵高)、上質の直球、変化球を操る左腕・堀瑞輝(広島新庄高)など、注目すべき候補がたくさんいる。上位のみならず、中位以降の指名も要注目だ。
高校生、大学生の候補の充実ぶりに比べると、社会人や独立リーグで「ぜひ来て欲しい!」と思えるような候補は少なめで寂しい限り。先日、CSに向けた練習試合では、谷岡竜平(東芝)、山岡泰輔(東京ガス)といった上位指名候補が登板したものの、いずれもボコボコにされてしまった。そりゃまぁ、打線が一軍のホカホカのメンバーではあったけど「ウチの打線相手にここまでボコられるようじゃなぁ…」と思ってしまったのも事実で、何とも言えない気持ちになってしまった。とは言え、谷岡は力のある直球を低めに決められるのが長所で、山岡はラミレス監督が直々に「非常に強いボールを投げられる、良い投手」とのコメントを出しており、各球団のスカウト陣の評価はいずれも高い。他の候補には、リリーフ向きのパワーピッチャー・森原康平(新日鐵住金広畑)、伸びのある直球が魅力の長身左腕・土肥星也(大阪ガス)、直球とスライダーに勢いがある左腕・池田駿(ヤマハ)、MAX152キロの直球に多彩な変化球を持つ福永春吾(徳島インディゴソックス)らがいる。
☆捕手
新人の戸柱恭孝が、いきなり正捕手の座を射止めた。年齢的にも即戦力を期待してはいたが、ここまでやってくれるとは正直予想外で、チームを久々のAクラスに導いた「影のMVP」と言って良い。2番手・高城俊人、3番手・嶺井博希という形が出来上がり、かつては正捕手に一番近かった最古参の黒羽根利規が一軍出場0という事態になろうとは誰が予想し得たか。人数も7人とほぼ適正であり、指名は0か、もしあったとしても下位か育成枠でのものになりそうだ。個人的に注目しているのは、抜群のセンスで内・外野もこなせる郡拓也(帝京高)。