うえぽんの「たぬき鍋」

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ドラフト「怪」説2016「外れ1位が皆佐々木。これがホントの『千隼フル』」その1

2016-10-27 17:02:30 | 野球・ドラフト「怪」説
秋恒例、ドラフトマニアうえぽんの、受け売りと知ったかぶりと独断と偏見によるドラフト「怪」説でございます。
※年齢は、学年をわかりやすくするため、2017年4月1日現在で表します。

★オリックスバファローズ

1位
山岡 泰輔 (やまおか・たいすけ) 投手 21歳
右投左打 172cm70kg
広島・瀬戸内高-東京ガス
高校時代、ダルビッシュ有(米・レンジャーズ)がSNSで絶賛して一躍全国区に。球のキレと高度な投球術で打者を翻弄する。

2位
黒木 優太 (くろき・ゆうた) 投手 22歳
右投左打 179cm78kg
神奈川・橘学苑高-立正大
高校2年の時に遊撃手から転向し、今やMAX153キロの本格派に成長した。変化球も多彩で、先発でもリリーフでも使えそう。

3位
岡崎 大輔 (おかざき・だいすけ) 内野手 18歳
右投左打 182cm75kg
埼玉・花咲徳栄高
高校では1年秋からレギュラー二塁手となり、後に主将・3番・遊撃手の重責を果たした。走攻守のキレとスピードに注目!

4位
山本 由伸 (やまもと・よしのぶ) 投手 18歳
右投右打 177cm77kg
宮崎・都城高
体はさほど大きくないが、直球、変化球、投球術、守備など、どこをとっても高水準。プロの水に慣れた時が楽しみな逸材!

5位
小林 慶祐 (こばやし・けいすけ) 投手 24歳
右投右打 187cm86kg
千葉・八千代松陰高-東京情報大-日本生命
長身を生かして高い角度から投げ下ろし、直球とフォークの高低差で勝負する。粗さも目立つが、プロでどう洗練されるか。

6位
山﨑 颯一郎 (やまざき・そういちろう) 投手 18歳
右投右打 189cm80kg
福井・敦賀気比高
体が大きい分、まだ完成度は低いが、今春のセンバツでは1-0の完封勝利を記録。MAX145キロの直球はこの先まだ伸びる!

7位
飯田 大祐 (いいだ・だいすけ) 捕手 26歳
右投右打 181cm85kg
茨城・常総学院高-中央大-Honda鈴鹿
昨年も指名候補として名前が挙がっていた。工夫されたリード、巧みな捕球、素早い送球など、守備の安定感は社会人屈指。

8位
澤田 圭佑 (さわだ・けいすけ) 投手 22歳
右投左打 178cm96kg
大阪・大阪桐蔭高-立教大
高校時代は藤浪晋太郎(阪神)の控えだった。投球の引き出しの多さと、故障知らずの丈夫な体で、使い勝手の良い投手だ。

9位
根本 薫 (ねもと・かおる) 外野手(投手) 18歳
右投左打 185cm82kg
茨城・霞ヶ浦高
50m5秒8の脚力、投手としてMAX140キロ越えの強肩を持ち、思い切りの良いスイングで柵越えも期待できる、ロマンの塊。

育成枠
1位
張 奕 (チョウ・ヤク) 外野手 22歳
右投右打 181cm78kg
福岡・福岡第一高-日本経済大
陽岱鋼(日本ハム)の従弟。陽同様に身体能力が高く、走攻守いずれもパワフル。打撃の確実性が増せば支配下登録は近い。

2位
榊原 翼 (さかきばら・つばさ) 投手 18歳
右投右打 180cm80kg
埼玉・浦和学院高
日本とタイのハーフ。MAX142キロの直球は数字以上の威力があり、カーブとの緩急を上手く使って三振を奪う投球が持ち味。

3位
神戸 文也 (かんべ・ふみや) 投手 22歳
右投右打 182cm80kg
群馬・前橋育英高-立正大
大学では、2位指名された黒木が先発で、神戸がリリーフ。MAX149キロの直球を中心にどんどん攻め込むパワーピッチャー。

4位
坂本 一将 (さかもと・かずまさ) 内野手 26歳
右投左打 162cm65kg
埼玉・浦和学院高-東洋大-セガサミー-BCリーグ/石川ミリオンスターズ
小さな体で縦横無尽に駆け回る、俊足堅守の遊撃手。非力な打撃が課題だったが、BCリーグ入りした今季は打率3割を突破。

5位
中道 勝士 (なかみち・かつし) 捕手 22歳
右投左打 173cm78kg
奈良・智辯学園高-明治大
高校時代は強打を生かして1年から活躍し、通算28本塁打。大学では伸び悩んだが、プロで鍛えられて輝きを取り戻せるか。

解説
オリックスの近年のドラフトは、ポジションや年齢のバランスが良くて、個人的に言えば12球団の中で一番好きなんですが、今年も「良い指名したなぁ」と思います。1位で山岡の一本釣りに成功して、2位では「外れ1位」の可能性もあった逸材の黒木もゲット。3位以下でも投手を中心に、即戦力候補から素材型まで様々なタイプを揃えることができました。育成枠も意欲的に指名して、競争意識を高めようという意識が見えます。ただ問題は、せっかく前評判の高い選手が続々入団しているのに、入団してから伸び悩む選手が多く、順位も上がらないこと。福良淳一監督が二軍を視察した際に、若手選手の意識の低さを嘆いた…なんて新聞記事を夏に読みました。「朱に交われば赤くなる」という言葉がありますが、いくら良い選手を入団させても、チームの空気が腐っていては、選手もその空気に簡単に毒されてしまいます。来年から二軍の本拠地が神戸市から大阪市に移されるそうですが、移転とともに腐った空気も断ち切り、土台から作り直すつもりで取り組んでほしいと思います。