うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

横浜で京都気分を味わおうPart2

2006-02-19 15:42:34 | 表へ出ろ
さて、昨日からの続き。三渓園は内苑(元・原家の私邸部分)・外苑という二つのエリアがありますが、今回は内苑をご紹介いたします。



こちらは三渓園内苑の御門でございます。京都東山の西方寺にあった薬医門で、1708(宝永5)年頃の建築といわれております。



こちらは白雲邸(はくうんてい)。中は数寄屋風のこの建物は1920(大正9)年に建てられたもので、三渓は亡くなるまでの約20年間をここで過ごしたということです。



重要文化財の臨春閣(りんしゅんかく)でございます。そもそもは1649(慶安2)年、紀州徳川家の初代・頼宣が和歌山・紀ノ川沿いに建てた夏の別邸だった建物で、1764(宝暦14)年の取り壊しの際、泉佐野の長者飯野左太夫に与えられました。飯野氏はこれを大阪・春日出新田に別荘として建て、その後150余年を経て清海氏が所有し「八州軒」と称されていましたが、1906(明治39年)にこれを原三溪が購入。1915(大正4)年から約2年をかけて移築、改めて「臨春閣」と命名したものです。屋内には狩野派のふすま絵があったりします。



これまた重要文化財の旧・天瑞寺寿塔覆堂(きゅう・てんずいじじゅとうおおいどう)でございます。寿塔とは何かといいますと、長寿を祝って生存中に建てるお墓のこと。じゃあこれは誰の寿塔なのかといいますと、なんと豊臣秀吉の母なんですね。かつて大病を患った際、息子の秀吉が平癒を祈って京都・大徳寺内に天瑞寺というお寺を建てました。この祈りが通じて母の病気は治り、秀吉は母の長寿を祝って1592(天正20)年に寿塔を建て、この建物はその寿塔を文字通り「覆う」お堂なわけですね。ちなみに、寿塔はさすがに移せないので、ここにあるのは覆堂のみ、中は空っぽでございます。



右手に見えますのは、先ほどご紹介した臨春閣の一部でございます。この小橋の奥にあるのは…。



またまた重要文化財・月華殿(げっかでん)でございます。徳川家康が1603(慶長8)年に、将軍宣下を受けるために伏見城中に建てられ、諸大名伺候の際の控え室として使われていたと伝えられております。



先ほどから重要文化財ばっかりですが、これもまた重要文化財の天授院(てんじゅいん)。鎌倉・建長寺近くの心平寺という廃寺跡にあった地蔵堂だった建物です。近年の修理の際に発見された墨書銘により江戸時代の1651(慶安4)年に建立されたことが判明しました。



これでもかと重要文化財・聴秋閣(ちょうしゅうかく)でございます。1623(元和9)年に三代将軍徳川家光が上洛した際に、佐久間将監に命じて京都二条城内に造営させ、当時は「三笠閣」と称したと伝えられています。家光は後にこれを乳母の春日局に賜り、局はそれを夫の稲葉侯の江戸邸内に移築しました。その後この建物は1881(明治14)年に新宿・牛込若松町の二条公邸に移築、1922(大正11)年に原三溪のもとへと贈られ、三溪園に移築されて現在に至ります。



先ほどの臨春閣と小橋をまた別の位置から。ホント、京都っぽいですね。



いきなり出くわしたのは、なんと石棺!古墳時代のものだと言われておりますが、なぜなんの脈絡もなく…??



懲りずに重要文化財、春草廬(しゅんそうろ)でございます。月華殿と共に宇治・三室戸寺(みむろどじ)の金蔵院にあった茶室で、当時は窓の数から九窓亭(きゅうそうてい)と呼ばれていたそうです。織田信長の弟・織田有楽斎の作と伝えられております。



二畳中板の小間と六畳の広間や土間などからなっている、蓮華院(れんげいん)。土間の中央に立つ太い円柱はもとは宇治・平等院鳳凰堂(10円玉のあの建物ですよ)の古材で、隣室との境に用いられている格子も鳳凰堂に用いられていたものということです。



梅林…なんですが、寒さで開花が遅れていると管理のオジサンが言ってました。本当は我々、梅目当てだったんですが…(汗)。

内苑はここまで。次回は外苑をご紹介いたします…。

横浜で京都気分を味わおうPart1

2006-02-19 00:01:29 | 表へ出ろ
今日は、日本三大庭園…には入っていないものの、四つ目には入れてもいいんじゃないかと思う三渓園に行ってまいりました。三渓園は1906(明治39)年5月1日、美術愛好家としても知られた実業家・原三渓(富太郎)が開いた一大庭園なのであります。ちなみに「三渓園」とは、この地が三つの渓谷を持つところからつけられたもので、本人も同じく「三渓」と名乗ったわけですね。写真の数が膨大になってしまったので、何回かに分けてお伝えしたいと思います。

横浜駅東口から、市営バスの8系統に乗車。港ヨコハマの中心地をブーンと通過して「本牧三渓園前」で下車。バス停からは3分ほど歩きます。



で、途中で見つけたのがこれ。「亀の子石(鳥居には『亀の子様』と書いてある)」と言います。漁師が仕掛けた網に大亀がかかり、そのまま石になってしまったというこの亀の子石は、咳止めの神様といわれておりまして、特に百日咳に効くんだそうです。石の上にいっぱい乗っているのはズバリたわし(「亀の子束子」ってのがありますね)。咳に苦しんでいる人は、このたわしを持ち帰ってのどを擦る。また、子供の咳にはこのたわしで子供の使っている茶碗を洗う。で、咳が治ったらばお礼にたわしを倍返し…と、こういうことなんですね。石には神様が宿るといわれまして、「石神」を「せきじん」と読んで咳止めの神様として信仰する、というのは割とどこの地方でもみられますね。話は脱線しますが、「石神」は「しゃくじん」とも読まれます。西武線「石神井公園(しゃくじいこうえん)」という駅がありますが、大昔、井戸から出てきた青い石の棒(剣)をご神体としてお社(現在の石神井神社)を建てたことから「石神井」という地名ができたといわれております。



さて、ここから三渓園ですよ。さっきも書きましたが、ここは原三渓が贅を尽くして造り上げた庭園ですが、元々は三渓さん本人の自宅だったところです。広さ17.5万平方メートル…広~い!広すぎるよ!!昔の金持ちはスケールが桁違いだわさ。



こちらが大池ですね。のちの記事でご紹介しますが、左手の丘の上に見えるのが旧・燈明寺三重塔でございます。ここだけ見せて「京都行ってきたんだ」って言ったら、三渓園を知らない人はみんな騙されるでしょうね。もっとも、この三重塔はもともと京都にあったヤツなんですが。



こちらは、鶴翔閣(かくしょうかく)。1909(明治42)年建築の原家旧宅でございます。日本画家・横山大観など、三渓と交流のあった文化人らが出入りしたそうです。2000(平成12)年に復旧整備が完了し、現在では会議やパーティー、茶会などに利用出来るようになっております。

今回はここまで。次回に続きます…。

ただでさえ 狭いスペース より狭く…orz

2006-02-17 23:11:44 | 雑記
PCの仮移動は済んだのだが、我がスペースの配置換えはまだ終わっていない。実は先日無線LANを買った際ついでに整理用のラックも買ってきたのだが、配送が来週の土曜日。それまではあちこちに荷物が分散していて、見た目も汚いしちと不便でもある。あ~、早く来てくれないかなぁ~。
昨年6月の記事で、「やっと自分の部屋がもらえるかも…?」という喜びを書いたが、それから妹と伯母の荷物はさっぱり減る気配が無く、私は「アンタらもういいよ…」とすっかり諦めの境地。そこへ今回のプラズマテレビ購入。すると、必然的にPCは私のスペースに移動させられることになるが、私の学習机(上部本棚付き)だと狭くてPCが置けない。どんどん窮地に追い込まれる私。そこで、スペースの全面的な配置換えを余儀なくされたわけである。とりあえず、今までの学習机は引退!幼稚園の時から約四半世紀愛用してきた机だが、新しい配置の都合上やむなく戦力外通告と相成った。そして代替戦力として、妹の部屋で飼い殺し状態にあった学習机を無償トレードで獲得。上部本棚部分はすでに捨てられているためシンプルで小回りが利く上、引き出しが多い分収納量があるのが決め手となった。現在はここにPCが乗せられているが、ラックが届いたらそちらに移し替える予定である。これで机も使えるという算段だ。
あ~、こういう配置も妄想している時間は楽しいんだがなぁ。実際やるのはあんまり楽じゃないんだよなぁ…。

※ちなみに、写真は手書きの配置図である。上が「旧」で下が「新」。なお、下の「忌」に見える字は「窓」である。我ながら汚い字だなぁ。

♪無線で無線でLANLANLAN

2006-02-16 20:06:09 | 雑記
十日ほど前の記事で無線LAN導入について書いたところ、自身の無線LAN導入体験に関する記事を親切にもトラックバックして下さった方がいて、非常に参考になったわけである。ありがたやありがたや。
というわけで、昨日思い切って買って来ちゃいましたよ無線LAN機器一式。メーカーは、トラックバック先のD70様と同じ、バッファロー。まぁ、最大手の会社ということで、よく知らないメーカーで安くてヘンなの買わされるよりは無難ですわな。機種はWHR-AM54G54/U。ルータとキー型USBアダプタのセットである。D70様はCPU(中央処理装置)の使用率を考えてLANカード用のカードスロットを購入されたのだが、私の場合はそこまであんまり考えず、「まぁUSBタイプでもいいか」と(笑)。

帰ってきて箱を開けて真新しい機器を眺めながらニヤニヤ。至福の瞬間というヤツである。ああ、オトコってどうしてこういう機械類が好きなんだろう。ヨドバシカメラとかビックカメラに行くと売っている物みんな欲しくなる。とても買えない高価な品を眺めて妄想にふけり思わずニヤついてしまうのは私だけではあるまい。車だって、運転は怖いけどお金と停める場所さえあれば欲しいのよ(笑)。女の人が服とかアクセサリーをこよなく愛するのと、対象は違えども同じ心理なんだろうね、あれは。

接続には非常に時間がかかった。機器に不備があったからではない。PCの裏側でコードが複雑に絡み合い、それを一本一本ほどくのが大変だったのである。何せテレビやCATVのホームターミナル、DVDレコーダー、ビデオデッキと隣り合わせに置いてあったから、それらのコードもごっちゃになってしまい、どのコードがどこから出てどこに繋がっているのかがさっぱりわからないのだ。タコ足配線用の電源タップを3本も使っていたぐらいである。この光景を見たら関東電気保安協会が黙ってはいないだろう。PCを移動させ、絡んでいるコードを整理したのでだいぶスッキリはしたのだが、それでも電源タップは1本しか減らなかった。たっぷり電気使ってるのぅ。これじゃブレーカー落ちるべな。

まぁ、何とか接続とPCの仮移動は完了した。調子は上々である。ただ、PCの裏が綿ぼこりだらけで、掃除はしたもののアレルギーが出てしまい、さっきから鼻の調子は最悪である。勘弁して下さい…。

確かに黄門様はそうだったが。(追記あり)

2006-02-15 17:37:34 | 表へ出ろ
せっかくの銘柄に何もわざわざ「副」を付けて格を下げんでもねぇ。遠慮なんかしないで「将軍」とか「大将軍」とかつけたらええやん、と思うのは私だけでしょうか。もっとも、どっちも既にありそうですが。

追記
家に帰って調べたら、茨城県水戸市の明利酒類という会社の製品でした。やっぱりね。ちなみに「将軍」「大将軍」という銘柄も調べてみましたが、「将軍杉」とか「髭将軍(これは酒米の焼酎ですが)」とかは見つかったんですけど、そのものズバリは今のところ見つかりませんでした。

チョコ好きとしては良き日だが、オトコとしては果たして…?

2006-02-14 18:33:46 | 雑記
河辺千恵子サンのブログで読んだのだが、「OLさんやサラリーマンさんの大半が『バレンタインは無くなってほしい』と思ってるって知ってた?私さっきテレビで知った。確か6チャンか4チャン。」だそうで。まぁ、テレビのリサーチなんてのは必ずしも公平じゃないから鵜呑みには出来ないのだが、OL側の理由とは「お金がかかる」「ちょっと面倒」「自分が食べちゃう」、サラリーマン側の理由は「比べられる」「お返しが面倒」「食べちゃう(→太る?)」なんだそうで。はぁ。まぁ確かにその気持ちはわからんでもないが、チョコレート好きの私としてはいろんな種類のチョコが街に出回るから楽しい時期なんだけどなぁ。もっとも、これまで30年生きてきて家族や親類以外からチョコをもらった記憶は皆無なんだけれども(爆)。もらえないのが当たり前に生きてきたので、世間でチョコをもらえない連中がボヤいているのを見ても、その悔しさすらわからないという(笑)…う~む、どうなんじゃこれは。

ちなみに、私の妹は昨晩夜中3時頃までブラウニーを作っていた。早く作ろうとして温度を上げすぎ丸焦げにするアクシデントはあったものの、中は無事だったので母がナイフで表面を切り取り何とか完成。切り分けたブラウニーのでかい袋を両手に抱えて出て行った。彼氏のためだけに作るならまだしも、家族や会社の人の分まで作るべく夜中3時まで起きる妹のエネルギーに「スゴイなぁ…」とただただ嘆息する兄なのであった。
それに触発されたのかどうかは知らないが、「もうお菓子なんか手作りする気力ないわよ」とこの前こぼしていたばかりの母が、今日チョコサンドクッキーを作っていた。ついでに私も何か焼こうか…(笑)?

きっとこれで客が増えるだろう。

2006-02-13 18:25:51 | 表へ出ろ
近所にイタリア料理のレストランがあって、そこの名前が「TORINO」というのですよ。かなり大昔からやっていて、ちょっと前にリニューアルするまではひらがなで「とりの」と名乗っていました。コラムニストの泉麻人氏が自身の著作で取り上げたこともあるお店です。
私は「きっとシェフの名前が『鳥野』さんなのだろう」と幼い頃からずーっと思いこんだままトリノオリンピックに突入(爆)。店の存在を知ってン十年も経って、やっと勘違いに気がついた次第でございます。ちなみにシェフの名前は高橋さん…やっぱり鳥野じゃなかった…!

てな話を今日は書こうと家に帰ったら、さっきテレビの中継で「TORINO」が出たと母が言う。な~んか「ここだけの話」を聞いて他の人に話したら「それ知ってるよ」とか言われたような気分…orz

※ちなみに、「TORINO」のお食事に関するレポートはこちら

ついでに相方見つけて「武勇伝!」もぜひ…!

2006-02-12 20:53:52 | 野球
ヤクルト・ラミレス元祖からチッチキチー
(日刊スポーツより)

ラミレスといえば、ホームランを打った後にベンチ横のカメラ前で見せるパフォーマンスが売り物。「ラミちゃんペ」「アイーン」「ゲッツ」などに続く今年のネタは、大木こだま・ひびきの持ちネタ「チッチキチー」に決定なんだそうで。しかし、このネタは「アイーン」とかと違って、中継で音声もきちんと拾っていないと、単なる「good!」のポーズにしか見えないんじゃないかしらん。まさか手袋の指の部分に前もって「チッチキチーシール」を貼っておくわけにも…(笑)。

それにしても驚いたのは、このネタの持ち主であるこだま師匠が、実は横浜ファンであるということだった!甲子園の阪神-横浜戦を観に行くと、横浜を応援するから当然三塁側に座るわけで、すると周りの観客が「こだま師匠、エエんですか?こっち阪神側とちゃいまっせ」と必ずと言っていいほどツッコまれて困る…という話を聞いたことがある。確かに、関西人がみんな阪神ファンてわきゃあないんだよなぁ。でも、ただでさえ横浜ファンは絶対数が少ないのに、関西人で横浜ファンというのは非常に珍しい!ただ、今回の件でヤクルトファンに鞍替えされちゃったらなんかちょっと悔しいな(笑)。

やる気のない奴ぁウチへ来い

2006-02-11 16:16:56 | 表へ出ろ
昨日の夜は、友人なが氏が突然電話をよこしてきて下北沢で一杯やったのでした。入った店の入り口にバイト募集の看板があったんですが、普通なら「明るく元気でやる気のある人募集!」とか書くところを、写真のとおり「元気なんてなくていい」「やる気なんていりません」「みんな本当は暗いんです」と来たもんだ(笑)。私みたいなひねくれ者向けの求人広告ですねぇこりゃ。でも、実際にはどの店員も結構明るく元気でしたが。