秘仏の『千種姫尼僧像』に会いたくて…普済寺の仏殿
秘仏の扉があいた。千種姫尼僧像に会いたくて…待つこと2年余り。" 織姫と彦星" のような出会いの気分! この千種姫像は郷土歴史史料等によると近世(江戸初期)に入ってからの製作と伝えられている【京都府南丹市文化財】。
許可を頂き実測すると姫坐像は高さ60㎝、木彫造りである。…左右の肩から腰に掛け亀裂が入り、特に左肩のヒビが目立つ。ボリューム感は十分、戦乱の世を力強く生き抜いた尼僧の強い意志が…。喜色満面の丸顔に目尻は長くきれ、凛とした容貌が印象的である。
<厨子の中の扉があく。1間(いっけん)の間に、厨子が「千種姫尼僧坐像」が安置されている>
<印相は禅定印、深い瞑想に入られている姿が…。近世は江戸初期の作と思われ、木彫造り寄木のように思われます。
若森地区の南丹市の貴重な文化財を次の世代へと>
若森地区の南丹市の貴重な文化財を次の世代へと>
<本尊・十一面観音像のご開扉は50年に一度の秘仏>
<長方形の須弥壇の中に鎮座する。壇の組み物は禅宗様の形式の繰形(くりがた)を多く使用し、細かい段を重ねている>
普済寺の檀家役員さんによる千日参りの準備、本堂前に幕が張られる。
<寺の卍の紋と輪宝紋が印象的>
普済寺の檀家役員さんによる千日参りの準備、本堂前に幕が張られる。
<毎年お盆の8月10日と決まっている。若森の人たちによって季節の収穫物(スイカ・トマトなど)が供えられる。その昔は夕方より盆踊りや夜店、花火もあり賑わったそうです…今は昔の話。今年は新型コロナウイルス拡散、3蜜の関係で催しは縮小…異例の千日参りとなりました。
ちなみにこの日にお参りすると千日お参りしたご利益があるそうです>
ちなみにこの日にお参りすると千日お参りしたご利益があるそうです>
<寺の卍の紋と輪宝紋が印象的>
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