おじいちゃんとおばあちゃんの桃太郎の「きびだんご」
ちょこっと、違っていることに
姉妹の孫たちが戸惑いを感じているようです。
姉「おばあちゃんのきびだんごを食べたい!」
妹「わたしは、こっちが良い!」
孫の妹はおじいちゃん派です。
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あれは、いったい何だったんだろう?
「日本一のきびだんご」
桃太郎の絵柄に包まれたお菓子です。
食べ甲斐のあった事だけは記憶に残ってます。
まず、この元祖から検索することにしました。
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便利な世の中になりました。
インターネットで検索したら直ぐに、探し物に辿り着きました。
意外な事を知る機会になりました。
北海道で製造・販売されていたお菓子で
その由来が「起備団合」でした。
「事が起きる前に備え、団結して助け合う」
北海道開拓時代の相互補助精神そのものを託されて
作られた昔懐かしい国産製菓でした。
桃太郎のキャラクター付きです。
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これが、私が長年思っていた桃太郎の「きびだんご」でした。
このまんま、孫に伝えて良いものか?
疑問が残ります。
側で、事の成り行きに関心を抱いている家内がおります。
家内が紹介した「元祖きびだんご」を検索することにしました。
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桃太郎伝説の地は吉備の国・岡山です。
黍団子の銘菓です。
「これが、桃太郎のきびだんごだよ。桃太郎が家来の犬や猿、そしてキジに上げたきびだんごだよ」
家内の保証書付きです。
岡山の吉備津神社のお茶屋で試食済ですから、間違いないでしょう。
「あれ!どっちが桃太郎が家来にあげた黍団子だ?」
「分からないの? 昔からきびだんごは黍粉で作っているんだよ」
「黄色い方が、昔からのきびだんごなんだ!」
「直ぐ、買えるかどうか、それは分からないよ」
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インターネットで購入することにしました。
「どっちにする?」
姉「わたし、白い方のきびだんごにする」
妹「わたしは、やっぱりあっちのほうがいい」
「あっちの方って?」
妹「おじいちゃんが昔食べた、きびだんご」
「おじいちゃん、嬉しいんでしょ! 私は黄色い黍団子にするは」
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それぞれの「きみだんご」が届く頃には
孫たちは自宅に戻って我が家にはいません。
後日、桃太郎のきびだんごを持参して
孫の家に夫婦揃って遊びに伺うことになりました。
桃太郎伝説に纏わる我が家の「きみだんご」のお話を終わります。