「努力!努力!一生懸命!」
これは、この人にピッタリの言葉です。
第72代横綱稀勢の里関が現役引退を表明した。
モンゴル出身力士の横綱の地位を独占する中
2年前に19年ぶりの日本人横綱として、期待を一身に集めたが
怪我に苦しめられ、横綱在位を短命に退くことになった。
2017年初場所での悲願の初優勝。
そして同年春場所の新横綱として逆転優勝を決めた
あの連覇達成の感動が蘇ります。
素直で苦労してもがく不器用な姿に心を打たれます。
稀勢の里の壁になり続けたモンゴル勢の圧倒的な強さ。
頑張れ!がんばれ!知らず知らずに応援に力が加わりました。
そして、つい最近は
「怪我に負けるな、頑張れ!」の応援です。
努力することの大切さを多くの人に知らしめました。
「土俵人生、一片の悔いなし」
退任記者会見での言葉です。
この言葉の裏には猛稽古の努力の痕跡が刻まれております。
「感動をありがとう、お疲れ様でした。」
感謝と労りの気持ちです。
「天才は生まれつきです。もうなれません。努力です。努力で天才に勝ちます。萩原」
稀勢の里の中学校の卒業文集に綴った言葉です。
ひたむきに頑張った土俵人生に、新たな感動が沸いてきました。