「読者ブログ新着」欄で井上靖「天平の甍」の読書感想のブログに出会いました。
僧侶の普照さん、ご存知ですか?
遣唐使として中国に渡り、あの有名な「鑑真さん」を日本にお連れしたお坊さんです。
「鑑真さん」は仏教徒が遵守すべき戒律を伝え研究する宗派、南山律宗の継承者の
立派なお坊さんです。
日本に渡来し、日本の仏教徒の戒律制度の確立に尽力されました。
遠い昔、日本史の時間で唐招提寺の由来と共に学んだ記憶があります。
井上靖の「天平の甍」は、普照さんと鑑真さんの渡来に至るあり様を
小説化したものです。
文庫本を購入し読んだ記憶があります。
その時は、特別な感想も持つことなく、読み終えた程度で済んいたように思います。
「読者ブログ新着」で紹介された感想文を読んで
もう一度、この小説を読んでみようと思いました。
今度は、読み終えるだけではなく、
その小説に登場する人物(主に普照と鑑真)の思いの丈を探ってみようと思ってます。
何時も読書本は市営図書館から借り受けております。
でも、この小説は自前の書籍棚から探し当てて、読むことにします。
返済期限を気にすることなく、じっくりと納得する時間をかけて
読み終えたいと考えております。
ところが、その書籍棚は自宅にはありません。
群馬・高崎、榛名山麓の遠隔地農場の小屋の中です。
書籍の重さで2回の床が落ちてしまうという事で
家内の強い要望に屈して、多くの書籍が都落ちしております。
その中から、呼びも出されることになりました。
往復4時間、高速料金・車の給油㈹を払い呼び寄せるのです。
こんな話題を家内にしたら、何と言われるか知れたことです。
「何て、馬鹿な事を!」
言われたくないので、黙ってます。
「遠隔地農場の様子を見てきます。」と言って出かけることでしょう。
今は真冬、畑の大地は凍ってます。
もうしばらくして、春の兆しが感じられるようになったら出かけます。
こんな読書のやる気を誘った「ブログの出会い」でした。
それから、「鑑真さん」は天平時代の道路建設にも知恵を出していたようです。
このブログ編集者が「道路の日本史」(武部健一・中公新書)を紹介しております。
この著書も併せて、読み終えたいと思います。
この著書は、これから早速市営図書館へパソコンから予約申込します。