ウトロつづき

家に帰って、ウトロのことをネットで調べてみた。

すると・・・
今日の展示で見た情報とは、全く違う情報も

悪い朝鮮人が不法占拠しているうえに、在日コリアンの会社とウトロ自治会が自作自演をして、日本の戦争責任を強調している・・・という記事も。

何が真実なんだろう・・・

それは分からないが、すべて人間の私利私欲で行なわれているものなんやろうなあ。

一方的な見方は出来ないので、この問題についてはいろんな考えを調べながら、歴史的な事実のみを知るようにしようと思う。

一方的に日本側だけが悪い訳でもないかもしれないし。
どちらも被害者なのかもしれないし。

ウトロって

今日の午後からは会議に参加するため、京都市内の『ひとまち交流館』へ行っていた。
今はその帰り。歩いて京都駅に向かっているところ。

会議のあと、ひとまち交流館内を歩いていると、『ウトロ』の展示がされていた。

ウトロって・・・
「宇治市伊勢田町にある地区で、入り口に『強制立ち退き勧告反対』みたいなことが掲げられていて、朝鮮の人が住んでいる所」
って印象しかなかった。

「なんかモメてるんや」くらいのイメージしかなかった。

それがこの展示を見ることで、深く知ることができた。

戦時中に京都に空港を造ろうとしていたこと。
その為に朝鮮人が集められたこと。
集められたのに、戦後は土地所有者の利益の為に『不法占拠』とされたこと。
長い戦い。
理不尽な裁判。

ウトロって・・・
「なんか恐くて、日本人である自分は入っちゃダメな所や」
と思っていた。
それは偏見でした。
ただ歴史的な事実を知った今、興味本位で行ってはいけないとも思った。

日本国内で、隣の市で、今も理不尽な差別が行なわれていることは、恥じるべきことだと思う。

元宇治市民で宇治が大好きだったのに、今日まで知らなかった事実。

ちなみに『ウトロ』って地名は朝鮮語ではなく、元々の日本の地名なんやって。
それも知らなかった。