「支援学校まで迎えに行っていただく事はできませんか?」
とある利用者の保護者の方から依頼がありました。
支援学校の放課後支援の件です。
いつもは支援学校の送迎バスに乗って帰られます。
放課後に移動支援を利用される場合は、バス停にヘルパーが迎えに行く事になっていますが、この依頼を聞くと、「バスに乗れない日があるという事」でした。
知的障がいで自閉症のお子さんで、割と繊細な面がある方です。
学校生活の中で急な変更などの対応が苦手で、不登校に至られた事も・・・
登校のバス内でも苦手な生徒さんがおられるようで、その子が乗車する日はバスに乗れないとか・・・
普段はバスに乗れない日は、親御さんが学校まで迎えに行っておられます。
「学校まで迎えにきて欲しい」と依頼を受けた日は、親御さんが用事で迎えに行けない日のようです。
なるほど。
「それでは、ヘルパーが学校まで迎えに行きましょう」とはなりません。
その理由は、城陽市の移動支援は学校への迎えを認めていません。
制度上、学校迎えで移動支援の利用ができないのです。
しかし、実際は・・・
学校にはヘルパー事業所の送迎車が数珠つなぎで、ヘルパーもたくさん迎えに行っているようです。
その事業所のやっているのは、どんな制度に基づいているのか、独自の事業なのか、ボランティアなのか??
制度では認められていないものの、実際はどこの事業所も行っていて、役所も見てみない振りをしているようです。
これって、どうなんでしょうか?
利用者にとっては使いやすくて良いかもしれませんが。
問題は『移動支援が学校迎えに使えない』ということ。
実際は学校迎えのニーズは多いのに、制度が実状にあっていない事なのではないでしょうか?
やむを得ない事情によりバスに乗れない生徒は多くいると思います。
その生徒への配慮は学校がすべき事だとは思いますが、実際には手が回っていません。
結果として、困っているのは生徒本人と家族ではないでしょうか?
もしかすると学校側も困っているのでは。
このような課題をうやむやにせず、表面化すべきではないでしょうか?
私はそのように思い、利用者からの相談の内容、事情について市の福祉課に伝え、相談しました。
こういうケースに今後、どう対応するのか?
城陽市はどのように考えるのか?
協議する事、約10分。
このケースは特例で移動支援の利用が認められました。
書面で事情等を報告するようにしました。
私は、制度は正しく利用し、使いにくい点は行政と協議しながら対応していくべきだと思っています。
移動支援等は公的サービスですので、制度の内容を事業所が勝手に解釈し、流用してしまう事には懸念を抱いています。
利用者側にも『制度の問題点』を意識してもらう機会を失ってしまうからです。
個人のニーズから、地域を変えていけるように、私は行政と協力しながら支援業務を進めていきたいと思います。
とある利用者の保護者の方から依頼がありました。
支援学校の放課後支援の件です。
いつもは支援学校の送迎バスに乗って帰られます。
放課後に移動支援を利用される場合は、バス停にヘルパーが迎えに行く事になっていますが、この依頼を聞くと、「バスに乗れない日があるという事」でした。
知的障がいで自閉症のお子さんで、割と繊細な面がある方です。
学校生活の中で急な変更などの対応が苦手で、不登校に至られた事も・・・
登校のバス内でも苦手な生徒さんがおられるようで、その子が乗車する日はバスに乗れないとか・・・
普段はバスに乗れない日は、親御さんが学校まで迎えに行っておられます。
「学校まで迎えにきて欲しい」と依頼を受けた日は、親御さんが用事で迎えに行けない日のようです。
なるほど。
「それでは、ヘルパーが学校まで迎えに行きましょう」とはなりません。
その理由は、城陽市の移動支援は学校への迎えを認めていません。
制度上、学校迎えで移動支援の利用ができないのです。
しかし、実際は・・・
学校にはヘルパー事業所の送迎車が数珠つなぎで、ヘルパーもたくさん迎えに行っているようです。
その事業所のやっているのは、どんな制度に基づいているのか、独自の事業なのか、ボランティアなのか??
制度では認められていないものの、実際はどこの事業所も行っていて、役所も見てみない振りをしているようです。
これって、どうなんでしょうか?
利用者にとっては使いやすくて良いかもしれませんが。
問題は『移動支援が学校迎えに使えない』ということ。
実際は学校迎えのニーズは多いのに、制度が実状にあっていない事なのではないでしょうか?
やむを得ない事情によりバスに乗れない生徒は多くいると思います。
その生徒への配慮は学校がすべき事だとは思いますが、実際には手が回っていません。
結果として、困っているのは生徒本人と家族ではないでしょうか?
もしかすると学校側も困っているのでは。
このような課題をうやむやにせず、表面化すべきではないでしょうか?
私はそのように思い、利用者からの相談の内容、事情について市の福祉課に伝え、相談しました。
こういうケースに今後、どう対応するのか?
城陽市はどのように考えるのか?
協議する事、約10分。
このケースは特例で移動支援の利用が認められました。
書面で事情等を報告するようにしました。
私は、制度は正しく利用し、使いにくい点は行政と協議しながら対応していくべきだと思っています。
移動支援等は公的サービスですので、制度の内容を事業所が勝手に解釈し、流用してしまう事には懸念を抱いています。
利用者側にも『制度の問題点』を意識してもらう機会を失ってしまうからです。
個人のニーズから、地域を変えていけるように、私は行政と協力しながら支援業務を進めていきたいと思います。