ウホウホにっき

大好きなガイドヘルプの仕事をするため城陽で起業し、40男の生き方を模索中。旅行とグルメが生き甲斐!

取りつく島もない

2013-03-23 09:41:54 | 仕事でのこと
先日、とある事業所の相談員との電話のやり取り。
内容は医ケアが必要な利用者さんについて、「うちのヘルパーが喀痰吸引の研修を受けるので、実地研修(実技)の際に指導看護師を派遣してくれないか」というもの。
利用者さんの事をよく知っている看護師が、そちらの事業所におられたのでお願いしてみました。


回答は・・・
「うちは、他法人に看護師を派遣する制度を持っていませんので無理です。他をあたって下さい」

他に利用者さんの事を知っている看護師についての情報を聞くと・・・
「知りません」との事。


それで、電話は終了。


交渉の余地なし。


障がいがある方の暮らしを良くするために、地域の社会資源開発を行う役割でもある相談支援員の口から「自法人の制度がないから駄目」という言葉は聞きたくなかったです。


この結果、一時的に困るのはうちの事業所です。
研修を修了させるために看護師を探さなくてはいけませんので。

しかし、根本的に困るのは利用者さん本人です。
この件を利用者さん家族に話したところ、「すいません、やりづらい事ばかりで」と言われました。

こんな言葉を当事者や家族に言わせてはいけません。


医ケアが必要な方への支援を行う際、医療機関との連携は核となります。
うちのような小さな事業所は看護師を雇用する事は難しい状況ですので、その点は関係機関の連携でカバーしていかないといけません。
一法人で考える問題ではなく、地域全体で考える問題かと思います。


この状況が変わらないのであれば、うちのような事業所は医ケアが必要な方への支援は行えません。




その後、この件について、相手先の事業所の代表者と話しました。
良い方向に向けて変えていければ良いかと感じました。