二月も残すところ、あと一週間を切りました・・・早いですね~
ここ最近、お食い初めのお祝いのお席のご予約を頻繁にいただいております。
皆様、口を揃えておっしゃるのが「お食い初め膳て用意できますか?」。
HPなどにもメニューとしては記載されていないので、ご案内いたします。
もちろん、ご用意させていただきます!
別途料金がかかりますが、「祝い焼鯛」などもご用意させていただきます。
最近はこのような古くから伝わる儀式自体が減少傾向にあります。
実際、行うか否かは別にしてその意味合いは知っておきたいものですね。
お食い初め(おくいぞめ)とは、新生児の生後100日目に行われる儀式です。
「食べ初め」、初めて箸を使うので「箸揃え」「箸初め」とも呼ばれるほか、祝う時期が生後100日前後であることから「百日(ももか)の祝い」「歯
がため」と呼ぶ地域もあります。
何故かとゆうと、個人差はありますが、新生児の生後100日頃に乳歯が生え始めます。この時期に「一生涯、食べることに困らないように」との
願いを込めて食事をする真似をさせるとゆう意味が込められています。
この儀式は、平安時代から行われてきたものです。
伝統的な形の「お食い初め」は、一汁三菜の「祝い膳(いわいぜん)」が用意され、これには鯛など尾頭(おかしら)つきの魚および、赤飯・焚き
物・香の物・紅白の餅のほか、吸う力が強くなるようにとの考えから吸い物(汁物)、歯が丈夫になるようにとの考えから歯固め石が供されます。
「歯固め石」は古くからの習わしでは地元の神社の境内から授かるもので、儀式が終われば再び境内へ納めるのが普通です。
また大阪をはじめ、関西地方では小石の代わりに蛸を供する風習があります。
うちの「お食い初め膳」でも歯固め石と蛸、そして鯛のお頭は必ずつけています。
食器は正式には漆器で高足の御膳にしつらえ、実は器の漆の色も赤ちゃんの性別で異なり、男児は内外ともに赤色で女児は黒色で内側が赤
色、とゆう決まりもあります。
このように、日本の文化には奥深いものがたくさんあります。
料理を通じてこれからも皆様に馴染んでいっていただきたいと心から願う若主人でございました。
明日から京都 高島屋 ごちそう展がはじまります!
ここ最近天気も良いのでぜひぜひ足を運んでくださいな~
~休業日のお知らせ~
2月は休まず営業いたします。
京・宇治 抹茶料理 辰巳屋 若主人より
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