「山のけむり」という青春歌謡(?)が有ります。私の忘れえぬ歌の一つです。
二木氏によると、1952発表のNHKラジオ歌謡で、作詞:大倉芳郎、作曲:八洲秀章、唄:伊藤久男、だそうです(二木紘三のうた物語)。
今から約50年前(大学、学部時代)、敬愛する高校の級友A君と、上州西部から信州東部の山を歩いた事があります。
車山とかいう単調な峰を巡って、午後の日射しの中、下山の途中で、いかにも地 . . . 本文を読む
私は、生後10年間を宮崎県で過ごした。
どういう訳か、同郷の歌人、若山牧水の 「幾山河 越え去りゆかば 寂しさの 終(は)てなむ国ぞ 今日も旅ゆく」 の歌が、日頃脳裏に染みついている。
むしろ、私の半生の大部分も、同じような心境で過ごしてきたように思う。
猛禽の主役に逢えない日など、風景の方に心惹かれている自分を発見する次第。
あの遥かな峰でも、10数km。物理系の研究生活を卒 . . . 本文を読む