時は初夏のころ。主役の出を待つ間に、手近の桜の並木にチラチラ動くもの有り。
ふと見ると、コゲラが忙しく動き回っている。
よく見ると、太めの枝の上になり、下になりして、次々突ついている。
写真を撮ってみると、次々と小虫を銜(くわ)えこんでいる。むしろ、口外に食み出している方が多い位だ。
いかにも欲張りに見えた…が、実はそれ、子育てに夢中なのであろ . . . 本文を読む
コロナ禍下での流行言葉でなく、まじめな営みの話です。
クマタカは2年近く育児に携わるそうです。
最近の私の観察でも、木陰で餌をねだる幼鳥の声に応え、速ければ15~30分位で、短い返事と共に、餌を持ち帰り、与えます。
その幼鳥の声は、いかにも甘えて強請るように、少し低音でスローテンポであるのに対し、応える親の声は、少し高音で素早く、いかにも周囲を警戒するように . . . 本文を読む
野鳥間のハラハラするような派手な空中戦の中で、多数の弱いものが(多数集まって)強いものに嫌がらせをして追い払うような、異種間の勢力争いをモビング=擬攻と言うのに対し、同種間で営巣場所を激しく奪い合う時や、雄雌が互いに相手の気を惹く行動を、どちらもディスプレイ=誇示と呼ばれます。
お示しする写真は後者の例で、秋から冬にかけて、互いの相性確認は更に深まっているので安心してみておれます。そこで私は独 . . . 本文を読む