野鳥撮影で、一級河川・久慈川の川岸を歩くことが有り、河口からの距離を知りたいことも少なくありませんん。
堤防近辺の出来事を他人に説明するときなど、曖昧になって誤解を招き兼ねません。
次の写真は、河口(=海)に向かって右側の岸に設置されている標識(国交省管轄)ですが、常々奇異な感じを抱かされます。
表示は、『海から右岸5㎞』と有ります。
常識的には、「ここは海から右手の川岸を5㎞離れたところです」と解釈されます。
しかし現実には、海から見て左の岸=海に向かって右の岸を、5㎞遡った所です、…から変です。
確認すると、国交省・北海道のH.P.(https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/kn/kawa_kei/ud49g7000000tcsa.html)に、ハッキリと
『川の上流から下流を見て、左がわを左岸、右がわを右岸とよびます。』
と判り易く記述されています。
従って、「海から右岸5㎞」と書くと、海を見ながら後ろ向きに5㎞戻ったところ、のように感じてしまうから奇異なわけです。
海が左右どちら方向かは、上・中流域では流れが有るし、下流域で満ち潮で流れが判らなくても、海が近いから誤解されないでしょう。
解決するには、『海まで(右岸)5㎞』とするか、矢印を入れるか、でしょう。
どうしても『から』を使いたければ、岸の呼称を省いて、『海から5㎞』とすればいいでしょう。
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