最近は、雨さえ降らなければ、例の「隻眼のオオタカ」を案じて、ほぼ毎日久慈河畔の定点に出かけています。
3月24日に、隻眼ぶりを見せ、その4日後に後姿で啼き声だけを聞かせてくれて以来、声も姿も無いので心配しています。尤も、あれが雌なら、場合によっては巣篭もりしてるかも…、と考えたりしています。
今日も午後の2時間近く待機したのですが、気配が有りません . . . 本文を読む
クマタカを求めて、時々小山ダムや十王ダムに行っています。昨日も、期待して十王ダムに行ったのです。
まず、前回行きそびれた「パノラマ」公園に上り、天辺に駐車して、更に20m階段を上って、展望台に登りました。「福島の海から大洗の海まで見渡せる」と自慢気な説明ほどには見晴らし感が有りませんでした。曇り勝ちだったことと、蒸気分が多かったせいでしょう。一方で、自分の足元を常磐高速道が通過しており、その際、 . . . 本文を読む
猛禽類の典型的な特徴としてとして、鋭く曲がった嘴と爪、それと黄色か金色の眼、が挙げられましょう。
その意味で、トビの目は残念ながら茶~黒系統です。(ハヤブサの仲間もそうですが・・・。)
次の二枚は、比較的近くに寄ってくれ、光の具合も、色載りも上々な例です。
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ノスリは、顔は暗く、腹部も汚れた感じで、普段あまり撮影対象にし難いのですが、3月末の好天のこの日、珍しく主舞台に降り立ちました。つい先刻まで、カラスが集まって何かを突(つつ)いていた場所に残された獲物が目当てのようです。
それまで、多数のカラスが寄り集まっている間、獲物から150mも離れた上流の樹冠の定点にいたのですが、全てのカラスが席を外したその一瞬の隙を狙って降り立ったのです。
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2~3年前から、ここ久慈河畔にもチュウヒの姿が再び見られるようになりました。と言いますのも、以前は、天然の芦原が広がっていて、いかにもチュウヒが出そうな雰囲気だったのです。
その後、護岸工事が進められ、その際使用するテトラポッドの類を現地生産する手法で、芦原を刈り払った跡地でコンクリート製品を乾燥させていたのを目撃しています。
今や、その芦原が復活しつつある、とでも言うのでしょうか?
それと . . . 本文を読む
これまた脇役、カンムリカイツブリです。
涸沼辺りでは、距離があるせいか、然程(さほど)大きくは見えなかったのですが、ここ久慈川では、近ければせいぜい30~40メートルです。さすがに大きく見えます。
”カンムリ”部分も、相当目立ちます。撮った写真をよく見ると、数十年前に流行った”ロカビリー歌手”の髪型にどこかしら似ているような・・・ . . . 本文を読む
これも脇役の一人、キジバトです。
念のためWikiで確認したところ、背中の羽の模様が♀のキジに似ている、という説明、ちょっと意外でした。派手な♂と比較するのが普通だと思いますので・・・。♀のキジはもっと遥かに地味だと思うのです。
もう一言、「頚部側面に青と白の横縞模様がある」と記述されています。これは普段、気付きませんでした。早速写真で確認すると、確かに有りました。逆光気味で色の具合ははっきり . . . 本文を読む
冬枯れの笹薮にアオサギの集団が戻って営巣を始めてから、もう一ヶ月にもなりましょうか…。今では、チュウヒが執拗に急襲していますから、ヒナの誕生はまだでも、産卵くらいは済んでいるかも・・・。
一足遅れて、今では白いサギの群れも復活しつつあります。間も無く、ゴイサギの群れも戻ってくることでしょう。それで、オオタカ(幼鳥)の餌がそろうわけです。
時は折しも、春真っ盛り。巣材集めは、爛漫の . . . 本文を読む
久慈河畔の主舞台に主役の猛禽類が出ない時は、色々の脇役が、我々を慰めてくれることがあります。
この時も、曇天で期待薄の中、ヒヨドリが至近で出演してくれました。羽毛の一枚まで見えるほどの距離です。川縁の小木の花を食らうのが目的だったようです。尤も、後で写真を見て気付いたことですが・・・。
普段なら猛禽類の餌としてしか見ていなかったのですが、この時は謝意をこめて、準 . . . 本文を読む
「古徳沼のミサゴが面白い」と聞いたのは、もう一ヶ月以上も前でしょうか・・・。
しかし正直なところ、ミサゴの漁は、去年面白いのを撮っているし、うちの一枚は、このブログ紹介を兼ねた名刺に刷り込んでいるわけです。
それにその頃は、涸沼周辺のオオワシやハイチュウ♂に熱中していたのです。
ところがその涸沼近くで、”ハイチュウ♂の専門家”から、逆光の中で獲物を誇るミサゴの美しい写 . . . 本文を読む
・・・と言いたいところですが、「啼声の正体」だけで勘弁してください。
一週間前のこの日は薄日の射す日でした。午後一番、久慈河畔の定点で開店して待ちましたが、しばらくオオタカの気配が有りません。
むしろ、普段ならチュウヒが回遊して営巣中のアオサギの群れを驚かせる辺りで、何時になく、声だけ騒いで、飛び立たない時がありました。眼を遣ると、竹林すれすれに飛んできたものが、…、どうやらハヤ . . . 本文を読む
ハイタカは、Wikiでも、聖書「図鑑 日本のワシタカ類」でも、何かとオオタカと比較され、オオタカとは大きさだけが違うもの、現場では見分け難いもの、と想像していましたが、その容姿、飛び方、等々、結構違いが有ります。
この日は約10日前、古徳沼のミサゴの漁を撮影した帰り、久慈河畔の定点に約80分立寄った際の半ば頃、オオタカ期待薄の中で、正面の林の下流端に近いところから、突然上方へヒラヒラと飛び出して . . . 本文を読む
昨日は、曇天でも明るいので、急ぎ野暮用を済ませて、昼過ぎには久慈河畔に駆けつけました。
しかし風がだんだん強くなります。重い金属製三脚ですが、さすがに転倒が心配で、サンドイッチに齧(かぶ)り付く間も、空いた片手で支えていました。
ふと頭上を見ると、小さな鳥が苦労しています、と見る間に降下して来ました。浅瀬に下りたのは、何と、ハヤブサではありませんか!結構な飛翔力が自慢のはずのハ . . . 本文を読む