主役のクマタカも出るには出るのですが、どうにも観察の条件が整いません。
距離が遠い:一番近い峰まで約700m、相手はその稜線より遠くを、そして高くを飛ぶのですから、実距離1㎞近いのではないでしょうか。
まして、この頃のように陽気がいきなり暑くなってくると、陽炎の邪魔も無視できません。
照明が殆ど逆光:前にも考察しましたが、黒白の縞模様の美しさに見惚れたいのですから、只管(ひた . . . 本文を読む
主役の出現を、順光で捉えんものと、ちょっとした崖に攀じ登って待ちました。撮影系は 7D+456+一脚 でした。
天候は相当な曇天に変じ、将来の可能性を探るだけの意味になりました。
突如右手の林の上から、黒い影が飛び出し、南へ向かって飛行。距離は200m程度。
慌てて速写。何やら口に咥えてぶら下げているのは判りましたが、初めは太めの巣材のように見えました。
(トリミングは、各 . . . 本文を読む
例によって典型的な逆光ですが、主役を待つ間にトビの雄姿らしき姿が写っていましたので、ご紹介。
通常の警戒飛翔かと思われましたが、突如、ほぼ真っ逆さまに急降下です。普段ののんびりした回遊とは打って変った勇ましい姿に見えました。
その先には、こんな光景が有ったわけ . . . 本文を読む
我々自然相手の写真を嗜む者にとっては、被写体への光の当たり具合は非常に重要な条件です。折角、一期一会か、千載一遇の好機とばかりに胸躍らせてシャッターを押しても、まともに逆光だったり、加えて青空背景か、雲背景かの露出補正も切り替え忘れていたりして、泣きっ面に蜂か、踏んだり蹴ったりか、弱り目に崇り目というか、表現はどうあれリセット・リスタートが利かないから悲劇です。
尤も私は常々、酷 . . . 本文を読む
主役を待って数日、ふと身近で、パタパタと小さ目の脇役が動くのが目に入りました。その明るい茶系の色具合で、サシバ、と直感しました。村内の谷津田周辺で、私一人で数年間、具(ツブサ)に観察して以来、十年位経過したでしょうか、その雰囲気は忘れません…。
一本の電線に留り、何やら食餌のようです。距離は31m。
周囲や空にまで素早く目を配りながら、そそくさと食べています。食べ . . . 本文を読む