YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

シロップ煮を作りました〜イチジクのお話〜

2022-09-17 07:46:00 | 植物



イチヂクの季節がやってきました。
北多摩の直売所にも並び始めているのですか、夕暮れに行くといつも売り切れ…(T ^ T)




↑これは去年買ったもの。

シロップ煮を作ったのですが、あまり上手にできず、今年はリベンジを狙っていました。

で、ようやく完熟のものを見つけました。

しかし、シロップ煮を作ることに集中しすぎて、写真を撮り忘れましたぁ…(^^;;

出来上がりがこちら



【シロップ液】
砂糖…100g
水…400ml
レモン汁…大さじ1.5

クッキングペーパーの落とし蓋をして、じっくり、ゆっくりコトコト煮ること1時間半。



ヨーグルトをかけて食べました。
甘くてとろんとして、なんで美味しいんでしょう!!

今まであまりイチヂクに興味がなかったのですが、これなら倍量作ればよかった。もっともイチヂクは小ぶりなものが4つで400円と、直売所にしては高級品。

やはり庭にイチジクの木があるってのが、本当の楽しみ方なんだろうなぁ…。うちじゃ無理だけど…。

そういえばイチヂクって「隠頭花序」っていう特殊な花をしてるんじゃなかったっけ?
別名「イチヂク状花序」。

イチジクを漢字で書くと「無花果」。花が咲かないわけではなく、果皮の内側に花をつけています。 



この花が結実すると、真っ赤な果肉と、つぶつぶの種子が果皮の中で熟します。それを私たちは食べているわけです。

さて、イチヂクはアラビア地方が原産で、本来は雌雄異株の植物です。この変わった花の咲かせ方は、イチジクコバチという小さなハチを花の中に誘い込み、小さな穴から抜け出すときに花粉をしっかりつけてもらうための工夫です。そして雌花には脱出口はなく、ハチは出口を探して、花の内部を盛んに飛び回り花粉を媒介します。

なんだかイチジクにしてやられたり…という印象ですが、ハチの方もここで産卵を済ませ、いくつかの子房はイヌビワコバチの食料とおうち(つまり虫こぶ)になるのです。



ということは、イチジクの中には虫がいるってこと???

ご安心ください。上の写真はイヌビワというもので、我々が食べるイチジクは品種改良されて単為生殖する品種。つまりイヌビワコバチが花粉を媒介しているわけではないのです。

ちなみに原産地のアラビア地方では、当然虫が入っているわけなのですが、死んでしまったメスは酵素で溶かされ、卵や幼虫はとても小さいので違和感はないそうです。でも、なんかやだなぁ…(^^;;

…が、そういった理由でベジタリアンの方の中にはイチジクを敬遠される方もいるんだとか。本当かなぁ…。

結論!!
イチジクのシロップ煮は美味しいです!虫も入っていませんから安心してお召し上がりください♪


【昨夜のおうちごはん】

・玄米withキムチ納豆
・ナスと万願寺の南蛮漬け風
・玉ねぎとお揚げとわかめの味噌汁

今日もいい日になりますように!






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