※写真は以前のものです
宝石のように美しいアオスジアゲハ。信号待ちをしていると、すぐ後ろでふわふわと行ったり来たり…。
一瞬パタパタと木にとまったかと思うとまたふわふわと離れていきます。
「おや、これって???」
初めて見ました!!
クスノキに卵を生んでいたのです。
葉っぱの裏にちょこんと一つ。
あの一瞬でよく上手に産みつけられるなぁという早技。
誘惑に負けて、「人さらい」さながら、蝶の卵をさらってきました。こちらもなかなかに早技(笑)
とても小さな卵です。
濡れたキッチンペーパーの上に置いておいたら、葉っぱがぐでっとなってしまいましたので、キッチンペーパーを外し、新たなクスノキを探しに行きました。アオスジアゲハはクスノキをはじめとしたクスノキ科の樹の葉が食草です。
餌を調達したつもりが…
なんと、またしても卵がついていました∑(゚Д゚)
こんなに身近で観察できるものだったのか!!!!!
だんだん卵の色がクリーム色にへんかしてきました。
解剖顕微鏡で見ると、目らしきものも見えます!!
そろそろかなぁと思っていたら、今朝起きてみると卵がない!!!!!
探してみたらいましたよー
体長およそ1mm。
拡大してようやく形がはっきりわかりました。
ゴツゴツしてます!!!!!
早速、用意してあったクスノキの葉に枯れた葉っぱごと乗せてみました。
すると、それまでじっと動かなかった幼虫がちゃんと移動していくではないですか。
小さいのにえらい!!
こちらは2号。
かなりの距離をぐんぐん進んでいきました。
ちなみに、実際にはどちらが先に孵化したのかは分かりません。残念ながら起きたら孵化していましたから。多分自分が出てきた殻をむしゃむしゃと食べたんだろうなぁ。
今は2匹揃って休憩中。
実は葉の影にもう1匹隠れています。
さらには職場でも5つの卵を観察中。
それにしても、アオスジアゲハのお母さんはすごい!ちゃんと赤ちゃんが食べやすい柔らかい新芽に産卵していました。しかも敵に見つからないよう、葉の裏側や、他の葉の影になる場所を選んでいるようです。
私はクスノキの新芽を探すのにとても苦労しましたよ。手に届く位置にはなかなか新芽がないんです。
↑モバイル顕微鏡(2代目)で卵を撮影。
光ってしまってうまく観察できませんでしたが、よく見ると葉と卵の間、糸のようなものでくっついている気がします。
アオスジアゲハのお母さんは産むとき、粘着質なものも分泌しているのかなぁ?
ちなみにアオスジアゲハのお母さんは卵を100個くらい産むという記述を見かけました。ナミアゲハは200個とも…。
こうして卵をさらう輩がいるので、たくさん産む必要があるんでしょうね。
なんとか無事に育てて外に放してあげたいです。
【今朝のおうちごはん】
・新玉入り根菜と鶏肉のスープ
・採れたてインゲン豆とミニトマト
・天然酵母パン
・豆乳ヨーグルトのイチゴジャム添え
・ルイボスティー
今日もいい日になりますように!