大人にするのは難しい

2015年05月02日 | 日記

先日、高校の同級生の集まりがあり

部活の友達4人でランチした

もともとは、5人組だった

みんな、生まれも育ちも都内だったけど

今では一都三県にちらばり、集まるのは大変なこと

結婚・子育てに忙しかったころは年賀状程度のお付き合いだった

5年前から、1年に1度程度の集まりがあります

 

きっかけを作ってくれたのは

KEI子さんで、5年前に亡くなりました

 

H子さんは、警察官の奥さんになり、3人の娘の母

M子さんは不妊治療をあきらめて、10年後に想定外の妊娠をして42歳で出産

いまだ、子育て奮闘中です

 

Y子さんは 下町の製造会社の奥様で、経理兼2児の母で、義父母と同居だけど

経済的には安定している

 

M子さんは、子どもが生まれてからキャラがかわり

教育環境が悪いからという理由で

千葉の家を売却して、横浜に新たに戸建を購入した

 

 

 

話題は、子どもの進路が多く

H子さんの旦那さんは、生活安全課から、機動捜査隊に移動していた

(あの手の服はもうフリマで処分したそうです)

 

長女さん

大学を半年で中退して、今はフリーター

親の扶養にはいったまま、お小遣い程度の稼ぎで満足しているらしい

 

次女さん

進路未定のまま高校を卒業して2年

家事手伝いと言う名の、ニートになってしまい

引きこもりではないので、リビングにいる

掃除程度の家事はするけど

「働け!」というと、首をかしげて「う~ん」というのみ

1年かかりで説得して、合宿運転免許を取りにいかせ

「何か変わることを期待した」親ですが

免許収得後も、変わらない生活

小遣いは渡していないけど

友達がいないから、お金はいらないそうです

 

3女さん

短大生 入学と同時に就活がスタートしているようで

これはちょっとかわいそうな気がする

 

 

Y子さんの長女さん

絵が好きで、アニメが好きでアニメの専門学校を卒業して

アニメーターになった

毎日出勤し、自分のデスクで絵をかいていたけど

雇用ではなく、委託契約で 1枚100円で働いていた

普通で6万 徹夜した月は10万くらい

「でも、楽しそうだったから・・・」Y子さんは言っていた

「でもねぇ 腰を痛めて、療養中なの。」もうアニメーターは辞めるそうで

就活もしている

24歳で、職務経歴なし になるそうです

 

 

長男さんは 大学生

 

20代が数万円の収入で満足している

 

3人娘の母が言う

「3人とも彼氏とかいたことないの。ちゃんと働かないと、出会いなんかあるはずないよね~

なんでこうなってしまったんだろう」母の悩みは深い

 

社会問題化している、フリーター、ニートが 身近にいて

改めて、子育ての難しさを実感したワタシ

 

孫がいるのは、

KEI子さんだけで

最後の入院の知らせを聞いたとき、2度お見舞いに行き

お子さんとお会いした

一番早く結婚して、一番早く出産をして、一番最初に逝ってしまった

 

当時、長女さんは 国立大学の看護科の4年生で

緩和ケアにいる、母に適切な介助をしているところを見た、

なんだかうらやましく感じてしまうほど

その頃、私は病んでいた

 

長男さんも大学生で、母を見舞う時

着ぐるみをきたり、女装したりで、病院内を沸かせていた

 

その後有名企業に就職して

24歳でパパになった

 

あと4年発病が遅ければ、、KEI子さんは、孫を抱けた

 

「なんで、KEI子の子は ふたりとも、しっかりしているんだろう」

ため息をつく、3人の母

 

聞きたくても、聞けないところにいる彼女は言うだろう

 

「あたしの子だからよ」

 案外近くて聞いていたかもしれない

 

 

旦那が失業して、私が働いた最初のパート先に

42歳で年金暮らしの親の扶養に入っている女性がいた

社員に残業を頼まれても「103万超えちゃうから・・・」と断っていた

 

契約を変えて、社保に入れる時間働くようにと、彼女の今後を心配した社員が

何度も説得したが、「嫌がった」

 

作業仕事なので、スカート厳禁の職場だったが

彼女はスパッツの上にピンクのヒラヒラミニスカートをはいて、ひんしゅくを買っていた

(バレリーナが着る、チュチュというスカートだと思う)

 

「えっ~~~ お母さんはカワイイって褒めてくれたよ」

全然気にしてなかった

 

何でもお母さんに決めてもらっていたようで

20代の頃、結婚したいと思った男性がいたが、母に駄目だしされて、素直に諦めたらしい

「お母さんが駄目だって言うから・・・」

その後の彼女のことは知らない

 

 

 

子どもを、大人にするのが

難しい時代になってしまった

いったい何が変わってしまったんだろう

さっぱりわからない

 

 

両親に似て、メンタルが弱い うちの息子(本人も認めている)

一人っ子なので、どうでも、自立させなくてはならず

取り越し苦労ばかりしている

 

 

同級生のお墓詣りは

毎回母のお悩みと旦那の不満で盛り上がる

幸い、介護の苦労はまだ誰もしていない

 

 

お墓の前で声をかけた

「もう少し待っててね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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10 コメント

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こんばんは (あんず)
2015-05-03 00:29:42
親が、いつまでも親でいられないということを、
最近になって実感している 愚か者のわたくしメ♪
親と子に挟まれ、もまれておりますぅ。
どちらを見ても、一寸先はなんとやら(笑)
踏ん張りどころの 50代なのでしょうか
返信する
Unknown (イブ)
2015-05-03 14:11:40
なんかわかるなぁ。
子供を大人にするのは本当に大変です。
 
うちは長男が公務員試験に失敗して適当に就職しましたが、すぐ辞めてフリーターをしばらくやりました。
生活が一気に苦しくなり 働かないと好きなこともできなくなるということを自分で実感するまでわたしは一切の援助もしませんでした。米一粒さえ送ってやらなかった。
そのうち 派手な色の髪の毛も黒髪に戻し 社員として雇ってもらえるところに勤め始めました。
将来のことを考えると親としては心配です。
親って子供の老後のことまで心配で仕方ないんですもの。
でもそれは 長男に言うつもりはありません。
彼の人生ですから。わたしが元気なうちは相談されたら相談には乗ります。

次男 これは今、最悪です。
無事に大学へ進学しましたが 人間性を疑ってしまいます、我が子ながら。
幸いといっていいのか 遠く離れたところでひとり暮らしをしているのでもう少し大人になってくれることを期待しています。

本当に大人にするのは難しい。
黙って見てるのが一番かもしれません。
むやみに手を出したり、口を出したりが子供を成長させないのかもしれないと わたしは思っています。
一概には言えないんでしょうけどね。
うちの場合はそうです。

返信する
なんの参考にもなりませんが (しろりん)
2015-05-04 18:09:09
私はとうとう我が子に縁のない生涯を送ることに

なりましたので、なんの助言もできません。

でも、親をなくした子供の心でお話しますと…

私もメンタルが弱いので、そこだけはよく分かります。

どんなに心が弱っている時でも思い起こすのは

私と同じくメンタルの弱い両親の姿です。

両親は貧しくとも、離婚したくても我慢して

私たち子供のために頑張って耐えてくれました。

私の心に残っているのは感謝と尊敬と

両親に見習って、耐えることでした。

いつか息子ちゃんも、かあちゃんの姿を

思い出すよ。
返信する
Unknown (oldオードリー)
2015-05-06 11:08:44
人生色々ですね。

子供の自立って、なかなか難しい時代になってきましたよね。
政治、世の中のせいにしちゃいけないのかもしれないけど、雇用の問題にあると思う。

近所に、大声で、何時間も叫ぶ30過ぎた息子さんがいます。
離婚した娘さんが、子供を虐待に近いような、怒鳴り方をしているところもあります。
就職がきまらずに、ちょこっとしたバイトしながら、実家にいる息子さんもいます。
ご両親は、皆さんきっちりとした方ばかりです。辛いと思います。
私は、怒りをぶつける事ができず、大声で怒鳴りまくる若い彼らをみるにつけ、切なくなります。
大声だしたくなるわいなぁ。
うちも、正社員になるまで、かなり時間がかかる口でした。
のんきそうにみえてましたけど、
悶々とした気持ちは、あったのではないかと思います。
地域社会のつながりも薄い時代ですけど
うちの娘、息子は、地域社会の出会いに恵まれていたと思う、それを考えると、地域に恩返しをと思ってます。
返信する
あんずさんへ (があこ)
2015-05-06 21:53:14
お返事遅れて申し訳ございません
あんずさんの「八方ふさがり感」なんとなくですが
共感できてしまう私です

50代は介護の10年だと私も覚悟しています
幸か不幸か私も旦那の親も元気にしていて、「もしかしたら
介護の60代?」そう思うと、恐怖感さえ・・・・
こんなこと言ったら「親不孝」と怒られそうですが
できるだけ自分が若いほうがいいんだろうなぁ
現実って怖いですね
返信する
イブさんへ (があこ)
2015-05-06 22:00:21
イブさんの息子さんたちは、家を出るという選択をして
自立しているので、うまくいっているように思うなぁ

特に長男さんの「働かないとやりたいことできない」という気づきは、大人になった感がありますね

学校が終わったら、就職する、結婚する 
当たり前のことができない子が増えているように感じました

社会に出ることは、厳しいことだけど、良いこともたくさん
あるのにねぇ

なんで、月数万円の小遣いで稼ぎで満足してしまうのか
不思議です
返信する
しろりんへ (があこ)
2015-05-06 22:09:44
息子は父ちゃんを反面教師として
「一度始めたら絶対に辞めない」と言ったことがあります
厳しい部活の練習に耐えたのも、「辞めたら、父ちゃんみたいになってしまう」という気持ちがありました

ただ、どうしても、人との関わりが下手というか、怖がっているようで、「どうしてそこで突っ込めないのかなぁ」
と、心配になります
その反面
私は息子に申し訳ない気持ちがあるせいか、
どうも過干渉になっているようで、これもよくないなぁと
思っています
返信する
oldオードリーさんへ (があこ)
2015-05-06 22:21:08
「夢を持て」とか「なりたい職業を決めろ」と学校では教えているようです。無責任な教育です
夢を実現させる子はほんの少しで、したい仕事に就ける人だって、ほんのわずかです
大体の人が、世の流れに従って、就職していきます

この流れに乗れなかった子はもう、やり直しがきかない世の中になってきました
やり場のない怒りを「大声で叫けぶ」しかない」20代がいることが社会問題にならないのか不思議です


その一方で、親の家にいる限り、食と住は困らないため
この快適空間から出ようとしない子が増えているような
気がします

返信する
やっとコメントしに来たぁ。 (koumama)
2015-05-07 19:16:05
があこさんのこの記事
切実で
何回も読んでた
私も同じ気持ちがずっとある
ブログではあまり感じてもらえない。。というよりは書かないからわからないと思うけど
人それぞれ みんな色々抱えてる
子供の進路は一番不安で心配があるよね。
特に一人っ子だから どうしたらいいかわからない
うちのkouの年の子は うまくいけばみんな就職してるでしょう。
それがやりたいことがどうかは本人に聞かなければわからないけど この4月初任給でご馳走になったというお友達ママの話を聞くと
やっぱりうらやましく思うのも本心で
大学院に行った彼を信じてはいるけれども どこか雇ってくれるのかと心配はつきません。
この年代になって
自分の体も不安だし
親の介護は重くのしかかるばかりだし
せめてもの希望(笑)っていうか明るい未来を期待する親・・だめだよねえ(笑)
何とかなるんだと思うけど 生きていく力が強い子が生き残る世の中になって 
メンタルが弱い子供がとっても心配なのよ(笑)
とりとめなくなりました。ごめんね。

あっ。。一人暮らしをして 一人っ子はたくましくなりました。寂しかったけどそれだけは 少し よかったかなと。
お互い 一人っ子を持つ同志 同じ気持ちもあると思う。難しいけど。。がんばろうね。
返信する
koumamaさんへ (があこ)
2015-05-07 22:47:04
ニートや無年金・非正規雇用をこれ以上増やさないよう
文科省が学校に指導をしているらしく、進路指導はきめ細やかにされています。
でもね、今どきの子に、夢ややりたい職業について考えろ
と言っても、たいがいの子は夢をかなえられるのは一部の人のみだと、ちゃんとわかっているのですよ

「働かなくては生きていけない」くらいのはっきりとしたことを
私は常に言っていますが、私の周囲に、ニートや無年金
20代が多いことが心配です

漠然とした不安感を持ちながら、なんとなく、どうにかなってしまう社会的事情があるように感じます

生まれたばかりの赤ちゃんは、まさに万能細胞で、将来
どんな子になるのだろうと、親までも夢をみていましたが
成長するにつれて、短所が父、母に似てくるのがわかぅてきます

大きな期待を寄せてはいけないとおもいつつ・・・・
自分の子だけは、社会の流れにうまく乗ってくれさえすればとも思い

親の気苦労は増すばかりです
返信する

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