素人集団のチームを育てる（戦術その１）

はじめに
第一段階戦略
チーム立ち上げを成功させるべく、立てた第一段階の戦略というのは、

１　バレーボールの楽しさを知ってもらう。
２　結成して最初の段階では２～３回皆平等に練習させ、　
　　早い段階で試合をさせてみる。
３　この中から早めに運動特性を見抜き、大まかな役割・
　　ポジションを決め、同時にチームに合うバレーボールを
　　模索する。

というものでした。
戦略に則って、戦術を展開していきます。

バレーボールの楽しさを知ってもらうための戦術
うまかろうが、下手だろうが、やはり楽しさはゲームをすることにあると思うのです。

４月末の日曜日、そのころまだ体育館が取れない状態でしたので、職場の道場で軽くパスなどを教えて、その日のうちに運動場に出て、ビーチバレーのネットを張り、芝生の上でバレーボールのゲームをさせたのです。

当然バレーボールの理屈などは分かりませんし、何より、パスやサーブレシーブがまともにできないわけですから、お互いに予想を絶するプレーの連続でした。
簡単にレシーブできると思われるボールに対して堂々と空振りしひんしゅく買ったり、アンダーで拾いに行った選手の足に当たってボールが返球されたり、サーブを打つ際の空振りもありました。

集まった初心者にとっては全てが新鮮で楽しかったようでした。下手でも、
バレーボール経験者にとっては、バレーボールに触れたというだけでも、忘れていたバレーボールの血がよみがえって来るという感じでしょうかね。

初回練習の後、全員に感想を聞いてみました。
気の利いた感想を言うメンバーもなく、
「たのしかったです。」
「やれそうな気がします。」
等の月並みの感想ですが、私としては、額に汗してニコニコした明るい表情のメンバーを見て、第一日目の目標である、バレーボールの楽しさを体験させるための戦術は十分功を奏したと満足したわけなのです。

ここから、体育館が借用できた日に、バレーボールの楽しさを感じるような練習を組み立て、皆に平等に練習させつつ、３回目の練習が終わるくらいにはポジションを決めてしまうこととしました。

導入部分のとっかかりは以上のような感じであり、十分な手ごたえを感じたのでした。

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宮崎県出身の転勤族です。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々としながら、今年宮崎県に戻ってまいりましたが、宮崎県をはじめ各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等を紹介しています。
カラーシャツ（白シャツ、青シャツ、赤シャツ等色違いのシャツ）の棒人間の図面や動画で分かりやすく説明することを心がけています。

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