2-2(引っ越し当日の練習に誘われた。)
着任の翌日、4月5日(土)に松江からの荷物が届きました。引っ越しはほとんど業者がしますので、我々の出番はあまりないのですが、何もせずにいるのはなんとなく気が引けるので、そこそこ軽いものを運んだり、じゅうたん敷きを手伝ったりと、できる範囲で動いておりました。
そこへ、例の竹下さんが妻にメールしてまいりまして、今から手伝いに来るというわけです。
彼女が手伝いに来ても、これと言ってすることはないのですが、まあ、その気持ちは嬉しいわけでお願いしたところ、差し入れまで持って来てくれて、それはもう、ほんとにありがたいことでした。
引っ越しは概ね午前中で終わりました。
後は、妻と二人で少しずつ段ボールを開いて、衣類などを引き出しやたんすに収納して行けば良いわけです。そんなわけで業者の引き上げに合わせて、竹下さんも帰宅したわけですが、そうしているところに、手伝いを終えて帰宅した竹下さんからメールが入りました。
「突然ですが、今日、自分のクラブチームの練習をすることになったので、来てもらえないか?」というわけです。
私、半分は行きたい気分もありましたので、私の心情を読んでの誘いだったとは思いますが、そうは行っても、まだ、荷物も十分に開いていない訳です。で、シューズや練習着だってどこにあるか、箱を順に開いて行かないと分かりません。
それに、まあ、バレーボールには理解のある妻ですからね。言えばオッケーは出たと思います。しかし、いくらなんでも引っ越し当日に引っ越しの手伝いもせずにバレーボールの練習に行ったとなれば、これは、ゲンコツものにもなりかねません。
さすがに、これは低調にお断りいたしました。
ただ、引っ越し当日に練習に誘ってくれた竹下さんの行動と、また、それを聞いて一瞬ですが、練習に行けそうなら行こうかという考えを起こし、その後、引っ越しの荷物開きが終わってない状況に気付いて、留まった自分がいることに、思わず苦笑した次第でした。
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