９５・・・フルバックの特殊フォーメーションにおけるバックレフトの動き

はじめに（これまでのお話）
４月に立ち上げた松江の職場のバレーボールチーム。
５月下旬に、現在のメンバーのレベルでどのようなポジションを組ませるかの案を示しました。
その案は、サーブカット重視で、サーブカットのできる７名がサーブカットに参加し、サーブカットに自信が持てない新人選手１名についてはコートの外に出すという案を示しました。　

そして、このフォーメーションからでも、ピンクシャツの倉本君にはクイックに入ってもらうのだという説明を行ったのです。やる気さえあれば、必ず練習で克服できると、まあ、そのように訴えたわけです。
私自身がかつてそのようなプレーをしていた選手を見ておりますので、そこは自信を持って主張しました。するとようやく皆も納得しましたが、
「じゃ、それはいいとして、質問ですけど、その後、緑シャツの新人選手はどうなるんですか？中衛センターは誰ですか？相手攻撃の時のブロックや中衛センターの役割は誰が果たすのですか」
と、新たな質問が出されました。

サーブカットした後の選手の動き
サーブカットした後は下図のとおり中衛ラインの４名は攻撃に参加します。
　
ピンクシャツの倉本君には原則Ａクイックに入ってもらいますが、サーブカットしたことによって倉本君自身の体勢が崩れた場合は、セッターの判断で、あるいは倉本君が「なし～」と声を上げることで倉本君にはトスを上げないようにするなどの対応をします。

青本君、末松係長、山形君には上記図のとおり、平行、ライトセミ、ライトオープンを打ってもらいます。

で、この時バックの選手はどのように動くかと言いますと、下図のとおりです。

バックレフト鴨下君（オレンジシャツ）の動き
鴨下君はバックレフトでサーブカットした後、トスアップに合わせて、前に上がりまずは、青本君が打つ平行トスのスパイクがブロックに掛った場合のフォローを行います。
そして、青本君のスパイクがブロックを抜けて相手チームのコートに入ったら、上記図のとおり、一番レフト側でブロックに入るのです。

明日はフルバックの新人選手（緑シャツ）の動きについてお話します。

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