はじめに
バレーボール歴2年で中衛センターを任されているゆうこさんから「オーバーカットでスパイクレシーブする方法を習得したい・・・」というお話がありました。
とにかくボールに食らいついていくというその姿勢を買われて中衛センターに抜擢されたということです。
オーバーカットと言っても、ゆうこさんがされているのは、下図のように親指を組むようにして両手の平を合わせ、これをおでこの前に持って来てレシーブするという方法のようです。
で、本日からこのプレーについて考えてみたいと思います。
なお、このプレーと似たところで、通常のオーバーパス要領でオーバーカットする方法に関する記事もありますので、一度覗いてみてください。
オーバーカットを習得しよう(その1)
オーバーカットを習得しよう(その2)
オーバーカットの練習(その3)・・・・キャッチする。
この3つの記事ですね。
では少しずつお話をしていきます。
今回は一応、相談者のゆう子さん(バレー経験者2年目の中衛センター)のスキルアップを最優先に記事をアップしてまいりたいと思いますので、若干偏った話になるきらいもあります。
ただ、この後、風眠さんの御質問(ブロックとレシーバーの連携)に話を展開していきたいのと、条件は違えども、同様の思いをしておられるという選手のために、中衛センターの練習を積む上での考え方やプレーの原理などについてもできるだけ丁寧に述べ、プレーヤーの多くの方に応用が効くようにはしておきたいと思います。
その分若干話が回りくどくなるかもしれませんがどうか、よろしくお願いします。
相談者ゆうこさんの状況について
以前の記事でも御紹介はしましたが、その後のコメント等を見ておりますと、現時点におけるゆうこさんの状況は概ね次のような状況にあるようですので、これを前提にお話を進めていきます。
バレーボール歴2年
ボールに食らいついていく姿勢を買われて半年前から中衛センターに抜擢された
その前はインターハイ出場経験を有する選手が中衛センターにいて八面六臂の活躍をしていた
サーブは通常のオーバーカットで処理している。
スパイクボールは親指の突き指のおそれがあるとして、腕を組んで行うオーバーカットをしている。
しかし、おでこの前に持って行くのが遅れたり、とっさに手の平を上に向けられず、親指を突き指しそうになるときもある。
また、自分が取るのか後ろに任せるのかの判断が遅れたりでうまくレシーブできない。
っとまあこういうことなのです。
そういうところで、私ゆうこさんのスキルアップについて色々考えてみたのですが、明日からは、練習に取り組むに当たっての方向性の話と動機付けのための記事を2回くらいアップします。
その後、組手によるオーバーカットの特性についてお話し、それを経て対策に関する話に進みたいと思います。
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付録・・・・当ブログの特徴について
宮崎県出身の転勤族です。鹿児島県、熊本県、福岡県、大分県、沖縄県、高知県等を転々としながら、今年宮崎県に戻ってまいりましたが、各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等をご紹介しています。
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ポン監督やせれママさんといった、現役ママさん監督や選手のアドバイスもありますから、ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ。
では、今後ともよろしくお願いします。
これからのアドバイスに備えて
「オーバーカットの習得1.2.3」を復習しておきました。
プレーと練習の方向性を変えようかと思っています。
今週は、その動機づけになるような記事をアップしてまいります。
多くの初心者のレシーバーのプレースタイルを考える時、注意すべき点にもなろうかと思います。
よろしくお願いします。