はじめに
皆が9人制男子のコートでレシーブしないと、レシーバーが守備範囲やアウトボールジャッジ等の感覚が掴めないというものですから、ゴム紐を使って9人制男子コート(10.5m四方)を作る方法をチームに提案しました。
下図のピンクのラインのとおり10.5m四方のコートをゴムヒモと絶縁テープを使用して体育館のフロアーに描くというわけです。
このコートを使って、シートレシーブの練習を行うことで、9人制男子のコートの中でレシーブする時の距離感を掴めるだろうと持ちかけました。
このコートの話をしますと、皆さん納得してくれたんですが、鴨下君が質問しました。
「磯野さん、これって、10.5mの真四角のコートがあればシートレシーブはできるんですよね。」
「そうですね。要は9人制コートの半分で足りるということだからね。」
「でも、ホワイトボードの図ではコートの右側にもサイドラインを伸ばしていますよね。その図からいくと、6mくらい伸ばしているんですかね。」
「うん、うん。そうだね。6mくらいですね。そこを伸ばしておきます。」
「そこは、なにか理由があるのですか」
と言います。
コートの右側の使い方
コートの右側の使い方について、私は次のように考えました。
上記図のピンクのコートの状況を体育館の床に立ってみますと下図のような状況になります。
向こう側の四角が10.5m四方であり、そこでレシーブ練習はできるわけです。
鴨下君の疑問は、手前側にサイドラインが6mほどはみ出しているのは、どういうことだ?ということなんですね。
実はここには下図のようにテーブルと衝立を置き、ネットを張ることを予定しています。
コートのセンターラインのところの延長上、両脇にテーブルを置き、その上に衝立を乗せるのです。
そして、この衝立端にゴムヒモを結び付けます。
下記のとおりですね。
青線で示していますが、このようにゴムヒモを張りまして、その高さを2m35cmに張るのです。
ゴムヒモで張れば、たるむこともなく、かなりきちっとした感じで、ネット代わりと言いますか、とにかくネットの高さを示す目印ができるわけです。
このゴムヒモネットを使って下図のとおりスパイク練習ができるというものです。
アタッカーは、例えば黄色シャツのとおり、セッター(黒シャツ)にパスを出し、
そこから、アタッカーは緑シャツの位置(助走開始ポジション)に異動し、そして
●→●
とトスアップされたボールを
緑シャツ位置からオレンジシャツのとおり走り込んでジャンプし、スパイクするという方法でアタックの練習ができるのです。
10.5m四方のコートの反対側にまで、サイドラインを6mほど延長して引いたのは、このスペースをネットの向こう側に設けるためなんです。
このスペースががあれば、アタッカーは黄色シャツのレシーブのポジションから、緑シャツ位置の助走開始ポジションに異動し、そこから助走してオレンジシャツの位置でスパイクするという練習は十分にできるのです。
また、ネットの向こう側に10.5m四方のコートが広がっていますから、アタッカーは自分のスパイクボールがどのようなコースに飛んでいくのかというのも把握できるわけです。
ゴムひもは100円ショップで調達すればよく、わずか100円で立派なスパイク練習用ネットが完成するというわけです。
最安値、100円のバレーボール用ネットです。
皆さん、
「な~るほど・・・」
という表情を見せてくれました。
しかし、まだまだ、心配のネタがあります。
冷静な小川係長は
「スパイクレシーブとスパイクはそれでいいですね。あと、問題なのがサーブレシーブですね。9人制男子コートの長いほうのコートが10.5mの2倍で21mでしょう。サーブはコートの外から打つわけですからね。そのように21m以上離れたところからサーブを打ってもらってそれをレシーブしておいたほうがいいような感じがするんですよね。」
それを聞いた鴨下君がまた言います。
「しかし、体育館の幅が最長20mでしょ?20m四方ですよね。そこに21mのスペースというのは土台無理だっていう気がしますよね。」
確かに、おっしゃるとおりです。
しかし、この体育館でも私は21mのスペースを設けてサーブレシーブするための方法を考えておりましたので、その方法について説明することにしました。
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