ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

Aクイックを打つ(その8・・・ジャンプの位置とタイミングを掴むための練習方法)

2012年06月23日 07時23分55秒 | アタック練習

はじめに
助走を1歩助走にして、そして概ねのジャンプ位置と助走開始ポジションを掴んでも、タイミングが今いちよくつかめないという選手のための練習方法です。
そう言えば、学生時代にやらされたという方もおられると思うのですが、分からなくなったら、基本に立ち返ってそこから少しずつ進んで行くというのがいいかと思います。

投げパス、トス、キャッチ
セッターと二人で練習します。
右端に白シャツとグレーシャツの選手が2人描かれていますが、これは一人のセッターを2回描いたものです。
オレンジシャツ、青シャツ、ピンクシャツ、クロシャツ、赤シャツはAクイックを打つ選手が動いていく様を表しています。

セッターの動き
やり方は簡単です。
セッターが白シャツのとおり、○のようにボールを持ってネット際に立ち、
ここからセッターはボールを直上に投げます。高社セミか、セミよりちょっと高いくらいの高さが理想です。トスアップしやすい高さでよく、
という感じです。

で、その後とボールが落ちてきますので、セッターは直前に直上に投げたボールを●で捕らえ、●→●のとおり自分でトスアップします。

アタッカーの動き
Aクイックの助走開始ポジションに立ちます。
で、セッターがボールを投げ上げたら、タイミングを見て、1歩で思い切って走り込みます。

この時走り込むタイミングは、ボールがに来た時、アタッカーもピンクシャツのとおり、腕を振ってジャンプを開始します。
気持ちの上では先にジャンプして空中でトスを待つようなイメージでジャンプします。

しかし、ビデオを撮ってみるとだいたいこのくらいのタイミングでジャンプすると、概ねトスアップと同時に体が床を離れて空中に上がるという感じになります。ボールが●の時アタッカーは黒シャツ状態という具合です。


赤シャツの状態に空中に飛んで姿勢を保っているところに、●→●のとおりボールが飛んできますので、
これをタイミング良く両手でキャッチします。


アタッカーはトスアップ直前にジャンプして空中で待ち、上がって来るトスボールを両手でキャッチするというイメージを大事にしながら、この練習を行います。
ボールのキャッチができないと、Aクイックは打てません。

逆にキャッチができるようになると、Aクイックの完成はかなり近くなります。
本日ここまでです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
rosiiさんへ (磯野)
2012-06-26 07:09:08
お疲れ様です。
コメントありがとうございました。
監督が求めておられる、ボールの上がりっぱなを叩く感覚を掴むお手軽練習も御紹介していきますので、是非頑張ってください。
できるだけrossiiさんに合ったものを御紹介したいと思いますので、記事アップ途中で思うところがあれば、お気軽にコメントいただけるとよろしいかと思います。
対応する記事のアップには2~3日要すると思いますが、具体的な解決策を提供するよう心がけたいと思いますので是非頑張ってください。

先日、ボールをうまく投げられなかった選手にAクイックを打たせる記事を御紹介しましたが、彼は、6月23日の九州大会でAクイック(プッシュなんですが・・・)を打ちまして、2年前に全国優勝していた鹿児島を相手にこれを決め、ブロックも決める活躍を見せました。

動きはまだ、ぎこちなく、ネット際のプレーなどはあまりできませんし、ボールのヒットもビシッと打つのは無理なのですが、チーム戦術の中で有効なAクイックを身につけて活躍しました。

鹿児島戦ではAクイックを決めたのは1本でしたが、相手のセンターのブロックが1枚付いて来るようになったため、5枚のブロックを分断するのに成功したのです。
その状況を作った上で、別のアタッカーが時間差のセミやライト平行でポイントを取るという戦術が当たり、この試合に勝利して決勝進出しました。

速いAクイックの存在がチームを勝利に導く一要因となったのはまちがいありません。

rosiiさんも是非頑張っていただきたいのです。やれば、できるものなのです。
では、また。
返信する
rosiiさんへ (磯野)
2012-06-24 22:46:11
先ほど、職場対抗の九州大会を終え、長崎から戻りました。

コメントありがとうございます。
改めて御返事させていただきます。
返信する
感謝! (rossi)
2012-06-23 10:14:16
おはようございます。
たくさんの練習方法のupをありがとうございます。台風で練習が中止になり、久々の練習日です。早速、実践してみます。

読めば読むほど、かすんでいた思いが、はっきりしてきて、早くボールに触りたいです!!!

監督は、ボールの上がり際を打つよう指導されています。また、3のパターンのよう、ボールがあがります。

私は、確かにボールの軌道を見てから打つくせがぬけず、また、腕の振りで、アタックを打っていたのだと振り返っていました。スナップを強化しなくては。。。

チーム方針としては、とにかく相手チームにAがあることを印象付け、チャンスボール以外でもAにもっていき、オープンのブロッカーを一枚減らすという狙いがあります。なので、へなちょこなAでもまずは、OKなのですが、やっぱりそんなギャンブルみたいなAでは、私は納得できないし、セッターもなにより、這いつくばって拾ってくれるレシーバーに対しても、申し訳ない次第です。

とにかく、できることはなんでもチャレンジします!!
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