ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

0(ゼロ)から始めるアタック練習・・・16日目(ライトスパイクが難しい理由)

2010年10月14日 11時46分07秒 | アタック練習
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本日の学習テーマはこれ!
右利きのアタッカーにとって、ライトからのスパイクは難しいのだということと、その理由を理解することが、ライトスパイクを克服することの第一歩だと思います。
今日は、なぜ、ライトスパイクが難しいかということについて、お話します。

ライトスパイクは、トスを正確にし、また、正確な位置でジャンプする必要がある
巻頭の図を見て下さい。
説明しやすくするために平行トスを例にとってお話しますが、図では、セッターが両サイドに平行トスを上げる場合に、トスがどのくらい乱れてもスパイクできるのだろうということを表現してみました。
トスは、レフト側だと→●→●の間
    ライト側だと→●→●→●→●の間
に上げないとアタッカーはスパイクを打つことができません。
レフト側に比べライト側のほうがトスが乱れてもいいとされる幅が狭いですよね。

このことは昨日アップした記事
0(ゼロ)から始めるアタック練習・・・15日目(ライトスパイクの難しさを克服する方法と練習
で説明したアタッカーのヒッティングポイントの範囲(下図のオレンジ部分の範囲)と、深くかかわってくるのです。


ライトスパイクだとどうなる?トスが乱れても打てる範囲
上の図のとおり、オレンジの範囲にあるボールをスパイクできる右利きのアタッカーがライト側で平行を打つ場合のトスが乱れてもよいとされる範囲は、下図のとおりとなります。

ちょうどオレンジ部分のところにトスボールが来るようにトスアップしないといけませんし、アタッカーも正確なジャンプをしないといけません。
少しでも内側にジャンプすると手が届きませんし、外側だと、ピンクや黄色の範囲にボールが来て、スパイクできません。
トスも正確にし、アタッカーも正確にジャンプしないとライトスパイクを成功させるのは難しいのです。

もちろん、もっと山なりの高いトス(いわゆるオープントス)ですと、トスボールは上から落ちてきますし、時間もあるのでそのリスクはやや減ることになるのですが、初心者だと、トスが高い場合は自分でジャンプのタイミングを取らねばならないというリスクが増してくるのですね。

レフト側ならやや乱れても対応できる
次にレフト側を見てみましょう。

レフト側でスパイクする場合は上の図のようになりますね。
オレンジ部分の範囲にトスが来るようにすればいいというわけですから、トスが狂っても大丈夫という幅は一気に広がるのです。
これだとセッターも強引にトスを上げられますし、アタッカーとしても少々ジャンプ位置が狂ったとしてもボールを捕らえやすいでしょう。

ここに、右利きのアタッカーにとって、レフトのほうが打ちやすいという秘密があり、エースアタッカーはレフトに持って行くというフォーメーションが多くなる理由があるのですね。
同様に、左利きのアタッカーだと、まったく逆の現象が起こるわけでして、その場合はライト側が打ちやすく、レフトからが打ちにくい・・・。ということになるのです。
では、本日はここまでです。

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