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はじめに
運動神経がよく、色々言わずとも自然に動きができている人にはあれこれ言う必要はありませんね。
結果が出ればそれでいいのです。必要最小限のアドバイスにとどめましょう。
でも、初心者で今からアタックを覚えるという人や、どうも調子が落ちて、どこをどう調整していいのか分からないという状態に陥ったら、原点に戻って、基本を押さえそこから応用に持っていくことがよいかと思います。
今からご紹介する練習は、ライト平行を確実に打てるようになるための、基本から応用までとなっていますので、ライト平行を習得するための、あるいは調子を戻すための一手段として捕らえていただくといいかと思います。
この方法で、バスケットボールから転向した選手にわずか1日の練習でライト平行を習得させた実績がありますので、かなりいいと思います。
大事なのは指導する側も覚える側も、あせらずじっくりと丁寧に練習を進めていくことですからね。頑張ってほしいと思います。
ライト平行の基本習得はセッターに向かって打ち返すところから始める
それでは、その第一段階ですが、下図のとおり、セッター役とライトアタッカーが4~4.5m離れて向き合って立ち、セッターが下から投げるトスをライトアタッカーが打ち返す練習から始めます。
練習の方法
アタッカーは青シャツの位置に右足(オレンジで表示。左足はグリーンで表示。)をやや前にして、立ちます。
そこから左側のセッター(黒シャツ)がボールを投げます。
この時、セッターはこの投げトスを最初のうちはアタッカーのスウィングに合わせるよう意識して、打ちやすいトスをやさしく投げてあげて下さい。
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セッターが●→●→●のとおりボールを投げますから、ボールが●付近に来たら、アタッカーは青シャツの位置から左足(グリーン)を一歩出しながら、ピンクシャツのとおり両手を振り上げ、そこから黄色シャツの位置に移動し、その状態でボールを迎えます。
そして、ボールを打った瞬間に図のとおり右足が自然と前に行くようにします。
練習のポイント
ライト平行をスパイクするイメージを作る基本練習ですから、アタッカーはジャンプしたイメージを持ちつつ、動作開始、腕の振り上げ、スウィング等のタイミングを掴んで行きます。
また、ボールの見方や、体のどの位置にボールを持って来るのが打ちやすいのかということをイメージ作りしていきます。
セッター役も平行トスを打たせるのですから、最初はゆっくりとアタッカーのタイミングに合うよう調整して投げトスしますが、慣れてきたら、少しずつセッターが実際に上げるトスをイメージして、少し突いたボールも投げて下さい。
この、速い投げトスにアタッカーが合わせるようにしていくのです。
●と●の高低差は、実際にアタッカーがジャンプして平行トスをスパイクする時にセッターがボールを処理する高さとアタッカーの打点の高さの高低差と同じになるように工夫してください。
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ジャンプしてスパイクする時のイメージを作る
この練習はジャンプせず、床上で行いますが、アタッカーはジャンプしてスパイクするというイメージを作っていきます。
そこで、この床上で行うそれぞれの動作が、ジャンプしてスパイクする時にはどの場面に変わっていくのかということを4点記しておきますね。
その1・・・上の図の「0」(青シャツ)状態
上の図の「0」(青シャツ)の状況というのは、下図の「0」(青シャツ)のとおり最後の1歩を大きく踏み込んで右足(オレンジで表示)を着き、左足(グリーンで表示)を正に引きつけている最中の状況とイメージしてください。
その2・・・上の図の「1」(ピンクシャツ)状態
上の図の「1」(ピンクシャツ)の状態は、下図で言うと、「1」のA,B,Cの状態をイメージしてください。
つまり左足をひきつけ、ヒザを曲げ、後ろに引いていた両手を、思い切り前方に振り上げながら、ジャンプしていくところから、弓引きポーズを作るまでです。
その3・・・上の図の「2」(黄色シャツ)状態
上の図の「2」(黄色シャツ)状態は、下図で言うと「2」(黄色シャツ)の状態をイメージしています。左手を胸の前に折りたたんで脇を締め、左足一本でバランス取った状態でボールをヒットし、ヒット直後に自然に右足がフラッと前に出るような感じが理想ですね。
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その4・・・トスが来たら2歩間で打つ
トスが上げられたら、アタッカーは「1、2」という具合に2歩間で打ってしまいます。
「1」で両手を振り上げ、「2」を言うまでの間に「弓引きポーズ」を作り、「2」でボールを叩き返します。
以上です。
スパイクのスウィングの詳細は下記の記事にありますので、これも参考にしてください。
0(ゼロ)から始めるアタック練習・・・・第3日目(一本足打法の極意)
0(ゼロ)から始めるアタック練習・・・第4日目(ボールを使って打ちつけをする)
0(ゼロ)から始めるアタック練習・・・第5日目(ダイレクトの準備)
0(ゼロ)から始めるアタック練習・・・・第6日(ボールを押さえる技術の習得)
おわりに本日の練習はここまでです。明日は、この練習をさらに発展させますので、慌てず、この練習を通してのイメージ作りをしっかりやってくださいね。
こちら↓にも、他のバレーボール愛好家の記事がありますよ。どうぞお立ち寄りください。
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