ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

魔球をレシーブ(その3・・・ポジション取りについて)

2012年06月07日 07時20分17秒 | レシーバーのプレー

はじめに
昨日は、スパイクの当たりそこないの魔球に対応できる位置にいったん守備位置をとり、そこからフェイントやブロックのワンタッチが生じたとき前に突っ込んでくるのだという話をいたしました。
また、そのためにオーバーカットと手の平を床に付けてボールの下に敷く感じでボールを手の甲でバウンドさせてつなぐレシーブ技術を身につけてほしいというお話をしました。

で、今日はその技術を習得した上で、中衛センターのポジション取りをどのようにしていくのかということをお話します。

動き方
下図を見て下さい。

ネットの向こう側でセッターがトスを上げ、それをアタッカーがフェイントしています。
ボールは
→●
と来て、中衛センターは青シャツ位置から赤シャツ、黒シャツという具合にフェイントをレシーブに行くのです。
で、この図ではボールの位置によって中衛センターがどのようにポジション取りするのかのイメージが湧くようにシャツの色を対応させて表示しました。

つまり、セッターがトスアップしようとしている時のボールはの位置ですから
中衛センターは青シャツの位置で、センター攻撃に備えたポジション取りをしています。


次にトスが上げられボールがと移動し、正にアタッカーがスパイクしようとする時
中衛センターは赤シャツ位置くらいまでしか突っ込みません。

そしてアタッカーが→●という具合にフェイントしたのを見切って、中衛センターも黒シャツのとおり突っ込んでレシーブに行くのです。

こういう感じでポジション取りしながらレシーブします。



優先するプレーと優先するポジション
ここで、勝負どころとなるのは赤シャツの位置です。

ここを、黒シャツの位置よりどのくらい後ろまで持ってこれるかというところが、中衛センターの力の見せ所なのです。

このプレーの場合、優先すべきは黒シャツの位置でのレシーブやトスアップです。

まずは、この黒シャツの位置でのプレーができなくては話になりません。


なぜなら、KINAKOさんのチームでは、これを拾うのが中衛センターとしての役割というように分担されていますし、魔球は言わばどちらかというと相手チームにとっても想定外のプレーです。
黒シャツ位置で行うべきフェイントレシーブができないということになれば、相手チームはますますフェイントを多用してきます。まずは、フェイントをさせないように黒シャツの位置でのレシーブを優先させなければならないのですね。

で、この黒シャツ位置でのフェイントレシーブやワンタッチボールの処理を確実にできるように確保しつつ、相手がスパイクする直前は赤シャツ位置でポジションを張るという動き方をするのです。したがって、赤シャツの位置は中衛センターの力量によって、どのくらいの位置まで下げることができるかが変わって来ます。

明日は、こういうことを考慮した上で、この赤シャツ位置でポジションを張る場合の位置をどうやって決めるかのお話をします。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
動くタイミング (KINAKO)
2012-06-07 13:53:34
連日の記事アップありがとうございます。

自己分析する上では、黒位置のプレーはできていると思います。
おそらく、赤から黒に動くタイミングが早く、実は、黒に移動することが不要な時も、いってしまっているかもしれません。
私が、早くあがりすぎるから、逆をつかれて、コート真ん中に、足の長いフェイントなどもされているのかも。

今は、最悪、私が前に上がりすぎても
後ろは3人いるからなんとかなるよとフォローしてもらっていますが、
両サイドが上がりすぎると、
またその後ろをつかれてしまったりもします。

私が、赤の位置で如何に状況判断できるか、瞬時に動けるかが、鍵となるわけですね。

現状維持ではなくステップアップしていきたいので、よろしくお願いします!!
返信する
遍歴 (KINAKO)
2012-06-07 14:00:34
ちなみに…、私はママさんからスタートし、元々はアタッカーで、ライトをしていました。ライト→レフト→肩を壊しバックレフト少し→バックライト→現:中センター、といった遍歴になります。レシーバは一年強くらいです。
返信する
上がるのが早すぎてもだめなんですね。 (磯野)
2012-06-07 18:24:54
あまりにも早くポジションを取ってしまうと、アタッカーに裏をかかれてしまうのですね。
ボールを見切ってから動くのいいのです。
ビーチバレー等は、敢えてスペースを見せ、そこに打たせるように仕向けて、これをレシーブに行くという戦術も使います。

砂の上でさえできることなので、体育館ではもっとできると思うのです。
練習を積めば、瞬時にコースに入って、レシーブのフォームを完成させることができるようになるものなのです。

また、アタッカーのタイプによってフェイントが嫌いという人もいますし、すきあらばフェイントしようというタイプもいます。
セッターのタイプによって変わる場合もあるのですね。
その辺を良く見極めて、確率の高いところで勝負できるようにしていくことが大事だと思います。

頑張ってください。
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