チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

秋のお茶会

2008-10-13 20:54:15 | お茶会・席札
昨日日曜日は、お茶会in川崎大師でした。
朝7時半に迎えに来てもらい、ママちんと一緒に出かけました。

川崎大師のお茶会は献茶が目的ですので、江戸千家だけのお茶会です。
場所は、お大師様の書院にて。
お部屋は光聚庵です。

でもいつものように、いつもの道具立てから。
って、今回はとても狭くてドタバタしたせいで、お茶碗を撮り忘れましたが(^^;;

お釜のしつらえです。
この時期は畳の一部を切ってしつらえる炉ではなく、風炉になります。

風炉の中には灰が入れてあり、ここへ炭を入れて、釜をかけます。

これが風炉の中。

最初の写真で、炉の前面に穴があいているのが分かると思います。
空気の通り道がなければ火力が落ちますので、当たり前なのですが、そのままでは前に座るお手前の人は熱くて仕方がありません。
それで内側の穴の手前に、かわらけを立ててあるのです。

今回の水指。
オリエンタル風の狩猟紋。秋に合わせて、雁でも狩っているのでしょうか。


水指の上に乗せる、なつめです。


今回の床のしつらえ。


花は「時のもの」 ピンボケです(TT)
1)われもこう 2)おみなえし 3)シャジン 4)オケラ
5)ノノジギク葉 6)ジョウロホトトギス 7)レンゲショウマ 8)ユキヤナギ紅葉
9)キンミズヒキ 10)トリカブト 11)ヤマシャクヤク(実)


床の香合は、虫蒔絵。


お菓子は「稲穂」です。


でもなんで、お茶碗を写すのを忘れたのかしら?
前の晩、寝つきが悪くてボーっとしていたからなぁ(--)

水屋(裏方)はとても狭かったけれど、茶席はなんと見通しよく気持ちの良い事!


今回は内側の席とその外側と、2重に並んだので、お運びが大変。
多い時は、33人も入ってしまったので、一時てんてこ舞いになってしまいました。

やっぱり内側の席だけの方が、ゆったりと出来ますね。


そしてこれが、窓の外の庭のしつらえ。



水は細いながらも、静かに溢れ続けています。


やはり緋毛氈は陽を浴びると美しく、格子戸も情緒があります。




では、お次は献茶の様子をどうぞ。

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ああして こうして

2008-09-28 10:25:15 | お茶会・席札
席札の作り方のご紹介。

まず千代紙を用意します。
今回は東京の紙屋さんから、ネットで取り寄せました。
送料足してもとても安くて、いつもの半額以下♪
注文した翌日か翌々日にはつくので、以降ご用達になります(^^)


向かって左から「紅葉」「ツタにキキョウ(?)」「大菊」「月に兎と雁」
兎と雁は、ママちん共々とても気に入りました♪

千代紙の裏に裁断の為の線を引きます。


台紙になる厚紙にも線を引いて、どちらもカット。


今回は袋にしますので、内側に見える薄紙も同じようにカット。
薄紙は、千代紙と色の取り合わせを考えるのが楽しい。
また塗香を入れる為の薄紙もカット。

ここまでが一苦労。
全てキットが揃えば、後はチマチマ作業するだけです(^^)v

席札に入れる「塗香」を薄用紙で包みます。
元々塗香(ずこう)は仏教で神様への捧げものだったり、修験僧が身を清める為に使ったもの。
今では身につける香として調合して、楽しまれている物もあります。



まずは薄紙を貼った台紙を、千代紙に貼り付けます。


千代紙の縁を折って、折り返し、端を裏側の台紙と千代紙の間に差し込んでのりで止めます。
最近はスティックのりがあるので、とってもラクチン。
そして、塗香を入れて、説明書を添えて、透明の袋に入れれば出来上がり。


さて、これを30人分×7席。
210個作るのです。
時間を見つけてはセッセセッセと作業しますが、TVを見ながらでも出来ますし、一つ作るのに数分ですからチョコチョコと作ります。
今週中には、出来上がることでしょう。



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ぎゅうぎゅう詰めのお茶会

2008-03-24 18:43:51 | お茶会・席札
昨日のお茶会は、三渓園は鶴翔閣で行われました。
いつもの内苑だと、茶席があちらの建物、こちらの建物と散らばっているのですが、今回は一つの建物の中に全ての茶席があるので、お客様の移動もスムーズ。
結果を言えば、毎回入場制限をして、かついつもより早く終了しました。
お客様の動きに無駄がない分、いっせいにはけたと言う感じです。

で、今回のお部屋は鶴翔閣の客間で、どうやら一番上席のお部屋だったようです。
客間と次の間2つをつなげて茶席とし、控えの部屋が水屋。
ところがこの水屋が8畳間。
江戸間とはいえ、ウチの社中はいつもながら、おそらく一番人数が多いのです。
表に出る人が9人。数茶碗のお茶たてが5人。お菓子の係りが2人。入席を管理する席札係が1人。それにかーさんと、三渓園からのお手伝いさんが1人。そして席主の義姉で20人。
これだと常に16人くらいが部屋にいるわけで、一人半畳の計算ですが、テーブルに半分は取られているので・・・(笑)
結局席に出入りする人たちは、立ちっ放しの状態でしたし、席札係は1人しかいなかったので大わらわ。
お疲れ様!

このところ立て続けに、まともに写真を撮れません。
何か気が散っているというか・・・・・・
今回も、お釜を撮るのを忘れたし、炉縁を撮れば、まだ炭はいけ終わっていないし(--)
ま、かーさんですから、こんなもん(^^;;

今回の床の間です。花は赤に白の縁取りのツバキです。


香合は翁の面箱。


棚と水指。水指は鼓の染付け。



炉縁は遠山の蒔絵。


正客から3客までに出される茶碗。茶席で立てられます。




裏の水屋では、数茶碗を並べて準備完了。


ちなみにこの裏方のお茶は、午前中は濃い目にたっぷり。
午後は、いい加減何席もまわって大分お茶を飲まれているので、薄めで少なめにという配慮をします。
今回は最後の会は人も減って、多少気分が楽になり、水屋で皆でお菓子とお茶を頂く余裕がありました。

で、各人好みのオーダーを聞くうちに
「シングル 少なめ」「ダブルでたっぷり」「トリプルでもいい」等と言い始めました。
シングルとかダブルとかは、抹茶の量です。
シングルは薄めのあっさり味。トリプルにもなれば、しっかり濃厚な味になります。
少なめ多目とは、泡の量。
しっかり立てると泡がホンワり沢山立ちます。逆に少な目といわれたら、泡立たないように切る様に立てなくてはなりません。
まるでラーメン屋さんの「麺硬め・油少な目」みたいなものです(笑)
これは特に若い人に受けていましたので、この先ウチでは定番になるかもしれません(^^;;
堅苦しいばかりでは、本当のお茶の楽しみはなくなります。
肩肘張らずに自然体で、簡素に美しく。
これが日本の美ではないかと思っている、かーさんです。











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おわったぁ~♪

2008-03-19 23:55:41 | お茶会・席札
チマチマ作っていた席札が、出来上がりました(^^)

桜と御所車の総柄友禅千代紙を、ピンク系と紫系の色変わりで2種類使いました。
春らしく桜の花を散らし、梅の歌は梅の花を散らしました。




お約束のシュンランの写真は、今日は雨なので取りやめ。
明日も雨の予報だけれど、かーさんとしては気分転換にお庭遊びしたいのだけどな(;;)

さて、今度のお茶会はママちんもかり出されましたので、明日は着物の用意をしましょうか。
義姉は「振袖を着てくれるといいんだけど」と言っていますが、まだ袖を通していない訪問着もあるので、どっちを着るのでしょう? 振袖は今のうちですので、久しぶりに姑が選んだ方を着ても良いかなぁ~と。
ま、明日あれこれ出してみましょう。

という事で、オヤスミナサイ(^^)

コメント (2)
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出来たぁ!

2007-10-21 20:53:35 | お茶会・席札
一昨日から作り始めていたお茶会の席札が、出来上がりました。
これでやっと ホッと出来ます。

毎回趣向を凝らすのに、あれこれ頭をグルグルにするのです。
(^^;;
なんと言っても、この席札作りは姑の頃から始めて10年近く。
年に1・2回ですから、いくつ作ってきたのでしょう。
席入り前の待合で、他の人との話のタネにでもなってくれれば嬉しい。
そんな思いを持っています。
一番初めは稲穂を入れたものでした。
今回は久しぶりに、最初に戻って何かを入れたいと思っていました。

「お香を入れれば?」
ママちんの言葉で、あっという間に決まりました♪
お香は無難に白檀。
今回はシンプルに、鳳凰模様のスカシの入った白の薄葉紙にお香を包んで、ポケットにはさみました。



茶席に香りものは禁物なのですが、シール袋に入っているので、香りは外に出ません。
お持ち帰りになったら袋から出して、そのままバッグなどに入れて香り袋としてお使いになっても良いし、お稽古の時に灰にくべていただいても、ちょっと変わった趣が楽しめるかと。

千代紙は、秋の野の趣と、水の流れ(ちょっと夏向きですが)の地に、何か歌が書いてあるのですが、私にはよく読めません(^^;;
この2つでは8席分(1席23個)しか作れなかったので、残る1席は鳥獣戯画(以前の残り物)にしました。
今回困ったことが一つ。
いつも千代紙を使うのですが、最近横浜で千代紙の全紙を扱うところがなくなりつつあるのです。
今回は良いものが見つからず、手持ちのストック分を使いましたが、次回を考えて普段から探しておかなくてはなりません。
思いつくのは、デパートの京都物産展なのですが、高いからなぁ。

ともあれ、11月11日の茶会が無事に済むと良いな、と思っています。



<今日の幸せ探し>
駐車場のカラミンサが、風に揺れてよい香りを振りまいていたこと。


思わず摘んで来てしまいました。
我が家のカラミンサは、ここから連れてきた子もいます。
なのに、だれもお世話しない駐車場の方が、花が一回り大きく見えるのは何故でしょう。
野は自然のお庭。 自然がガーデナーでは、かなうわけがありませんね(^^) 


コメント (2)
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