買い物に行こうと団地の入り口に出てくると
なにやら機械の音がして

おじさんが何か作っている売っている。
どうやら食べるモノのようです。

機械の箱に入れているのはとうもろこしを挽いたもの。
それがすぐ下から形を変えてぽこぽこ出てくる。
あ! 子供の頃よく売りに来た「ぽんがし」
ほかの土地では何というのでしょうか、
わたしが住んでいた千里ニュータウンでは
コメと砂糖を持っていくとそれを甘いお菓子に作ってくれるのがあった。
機械は圧をかけてポンという音がするのでポン菓子。
まさにそんなようなものだ。
近所の店の女主人やおじいさんが袋一杯に作っている。
どんなん? 見せて。

おじいさんは「ほれ食ってみ」
ひとつ口にいれると確かにふかふかしたとうもろこし味のもの。
味のついていないキャラメルコーンです。
おじいは「もっとたくさん取れ」
もぐもぐ

と言って立ち去ろうとしたら今度は団地の守衛さんも
「ほれ、持って行きな」

キャラメルコーンもどきを食べながら買い物に出かけました。
まるで子どもやな・・・
でも普段誰とも会話がないわたくし、
こういう小さな触れ合いがちょっと楽しいことがあるのです
