夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

世界の環境の多様性を保全するために

2017年12月16日 17時01分56秒 | 自然の育み・環境
私達が知ることも出来ない、見えない所で、花々や植物、生物の在来種と外来種が入り混じり

その中で在来種が淘汰され絶滅危惧種が増え、保護種に指定されている数が増えています。

それは日本人の欧米化が進み、万葉集等に登場する古い時代から在来種の

美しい花鳥、風月、植物、生物を愛で、小さな雑草まで植物の種類に名を冠けている

細やかな日本の精神を見失い、無節操に外国の花々や植物、生物に惹かれた結果なのでしょう。

イエスキリストの言葉に『汝の隣人を愛せよ』とありますが

まず身近に与えられている身近な在来種の植物を知り、愛でることが大切な事と思えます。

その上で世界の其々の地域で外来種の様々な花々、植物、生物が

其々の地域に置かれた場所で調和が取れているか否かを知り、愛でることが必要であります。

それが真の意味での『世界の環境の多様性』を保全する事に繫がると思います。

愛でることも実用化することにも秩序と調和が大切であり、

それを実現するには知恵と叡智が必要であります。

梅の花咲きて散りぬと人はいえどもわが標結(しめゆ)ひし枝ならめやも

                      万葉集400大伴坂上郎女(おおともさかのうえのいらつめ)
               
君が代も和が代も知るや磐代の岡の草根をいざ結びて

                      万葉集 10 中皇命(なかつすめらみこと)・・・間人皇后

冬ごもり 春さえ來れば 
鳴かざりし 鳥も來鳴きぬ 
咲かざりし 花も咲けれども 
山も茂み 入りても取らず 
草深み 取りても見ず 
秋山の 木の葉を見ては、黄葉(もみじば)をば
取りてそしのう 青きをば 置きて嘆く そこし恨めし 秋山われは

                       万葉集 16 額田王

鴨鳥の遊ぶこの池に木の葉落ちて浮かべる心わが思はなくに

                       万葉集 711 丹波大女娘子(たにはおほめをとめ)