○五体俳句533・耳21・中尾杏子01・2021-06-01(火)
○「聞き耳の血の冷えてくる籠枕」(中尾杏子01)
○季語(籠枕・三夏)(「→ふらんす堂編集日記」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:さきほどまでは何かを聞こうとしている耳であった。その耳を籠枕に休ませていると血流が鎮まって冷えを帯びてくるのだ。
○中尾杏子(なかおきょうこ)(1925~2010)
○好きな一句「展帆のマストが放つ春かもめ」02
○季語(春かもめ・三春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)
【Profile】:1953年俳誌「棕櫚」入会。→下村ひろしに師事。1954年俳誌「馬酔木」(→水原秋櫻子主宰)入会。1966年「棕櫚」同人。「棕櫚」編集長を務める。1972年俳誌「沖」入会。「沖長崎」主宰。
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