○特集俳句581・竹木目俳句1-10(木)・林朋子01・2020-05-03(火)
○「切株はかつて桃の木春は逝き」(林朋子01)
○季語(春逝く・晩春)(「二十世紀名句手帖③花と樹木の饗宴(→齋藤愼爾)」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3・検索4・検索5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:かつて切株といえば座って休んだり考えたりする「物」であった。切株の木の種類を提示する句は新しい。「切株」の再発見といえる。
○林朋子(はやしともこ)
○好きな一句「はつなつのコーリン鉛筆折れやすし」(『森の晩餐』1994)02
○季語(はつなつ・初夏)(「増殖する俳句歳時記(ナナ・コーポレイト・コミュニケーション)」より引用)
【Profile】:1943年大阪府出身。「船団」(→坪内稔典代表)所属。
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■Pickup「切株俳句」7句(2022-05-03)
01「切株はじいんじいんと○ひびくなり」(富沢赤黄男)(五感4聴覚2)
02「切株があり愚直の斧があり」(佐藤鬼房)(好きな一句)
03「囀りを聴く切株の自由席」(本宮鼎三)(好きな一句)
04「春分の日の切株が野に光る」(安養白翠)(好きな一句)
05「切株に雪のせ雪のくるを待つ」(村上しゆら)(方法255同質因果11)
06「切株の紅ほのかなる余寒かな」(浅井陽子)(色彩318紅15)
07「おじいちゃんはとてもあたたかな切株」(小町圭)(好きな一句)
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