大阪府枚方市のパーソナルトレーニング&リハビリテーション施設「DPC-hirakata」余膳正志BLOG

トレーナーさんにもっと仕事と自分を好きになってもらいたい/そんな想いから微力ながら情報発信をしています。

トレーナー、セラピストに大切な「受信責任と発信責任」の考え方

2016年06月21日 | 日常
 トレーナー、セラピストはお客さまに対して、知識や方法を伝えるだけではなく、



マインドセットを行い、習慣まで変えることが大切だと感じています。






 ダイエットの方法を伝えるだけでは、人は変わらない。



マインドセット、知識の共有、そして時間軸と共に、



相手の潜在意識に影響を与え、行動・習慣を変えていくこと。



2ヶ月間かけて実施しているBaseCampトレーニングに参加された方々は、



食事習慣の気付き、変化がでています。



求めていた結果、そして思ってもいなかった結果もでています。






 さて、電車で本を読んでいると面白い内容が書いてありました。



最近は、あまり本を読んでおらず「単語カード」ばかり。笑







「わかりやすく伝えるのは、センスではなく科学。」



結果を変えるためには、その分かりやすい説明とマインドセットが大切だと個人的には考えています。






【受信者責任と発信者責任、重いのはどっち?】



情報が伝わらなかったとき、その責任をどう考えるのかは、



その社会、組織、もしくはその個人の関係性によって違うと思います。



 ただ、大きく考えると、「話を聞いている人が理解できなかったことに責任がある」と考える【受信者責任】と、



「伝える側が伝えられなかったことに責任がある」と考える【発信者責任】に分けられます。 



 日本は長らく【受信者責任】に重きが置かれていました。



その典型が、「学校」です。



 学校では、先生が一方的に情報を伝えます。そして、子どもたちに対して一方的に「テスト」が行われます。



先生の教える力は問われず、子どもたちの理解のみがテストされ、理解できない子どもに対して「もっとがんばれ」「もっと勉強しろ」と叱責してきましたね。



 もしかしたら、先生の教え方が悪いだけかもしれないのに、わからない方が悪いとされてきました。


補習授業を受けるのも生徒だけ、落第するのも生徒だけです。



 これはつまり、情報のやり取りができないのを「受信者」の責任にしていることになります。


伝えられなかった「発信者」の責任は問われず、「話を聞いて理解できないのが悪い」と考えられてきたわけです。



 企業でも同様のことが起こります。学校ほどではありませんが、企業でも上司が指導したこと、先輩が伝えたことを、部下・後輩は理解できなければいけない、と考えられています。