ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

ロッシーニの夕べ

2016-11-18 14:57:03 | 演奏会レビュー

昨日は杉並公会堂小ホールに

Serate Musicali Concert vol.6
〜ロッシーニの夕べ〜

というコンサートを聴きに行きました。


柴田南雄さんの遠野遠音の合唱の時に
お茶大の後輩で二期会のソプラノ歌手
中野亮子さんからお声がけ頂いたもの。


お茶大の後輩10人が
スターバト・マーテル、他
合唱としてのっておりました。
これは聴きに行かねば❗️



ロッシーニの合唱曲、スターバト・マーテルの間に、ソリストによるアリアと重唱が挟まれたコンサート。

ソリストをよくよくみたら
バス(バリトン)の迎肇聡さんは3月の日本オペラ協会の天守物語の図書ノ助さま、でした。テノールソロは先日終わったばかりの日生劇場の後宮からの逃走のベルモンテさん。女声もそれぞれご活躍の方で小劇場では勿体無い顔ぶれでした。


ピアノの平塚洋子さんも以前お世話になりましたが、お変わりなく美しく、オーケストラのようなピアノを弾いていらっしゃいました。

指揮の大川さん。私が日生劇場に出た時に副指揮でお世話になりました。お話しはしていないので認識されていないと思うけれど、蕨の合唱の指導もなさっていたので、私にはおなじみの素晴らしい指揮者。


ですからコンサートはとても贅沢なコンサートでした。

特にスターバト・マーテルは
間近でこれだけのレベルのものを聴けるとは!
来月のゼッダ指揮の藤原歌劇団の公演も行く予定なので、予習も出来ました。

重唱もソロもよく知っているロッシーニの名曲。
素晴らしい歌唱で堪能しました。


残念なのはもっとお客様が入ればいいのに
ということ。これだけの顔ぶれを集めて、関係者の関係者がこのホールを一杯にできないものかなぁ。。



昔ロンドンに住んでいた時に
娘の保育園の音楽発表会のお手紙に
proudly presents
と書いてあって、
こちらはこんな風に書くんだ!と思いましたが
行って聞いてみたら、酷いものでした(^^;;
みんなてんでに楽器をたたいて
日本の幼稚園の音楽発表会とは大違い。


いつももっと大きな舞台に立っている人達なので
小さな舞台かも知れないし、
関西方面の方はチケットも売りにくいのかも知れないし、
合唱だからチケットを売りにくいのかも知れないけれど。

あれが満席なら指揮もソリストも合唱ももっとテンションが上がってもう一つ上の、感動を伝えるものになっていたでしょう。


チケットをいろんな人に買っていただくと
自分にも責任感がうまれるから
みんな観に来てくれるから
頑張らなくちゃ、とも思うし。



それぞれの持ち場をしっかりと演奏して、
とても素晴らしいのだけれど、
全体としてとても冷静で熱狂的な拍手になれなかった。


もしもチケットがもっと売れていたら
ソリストの重唱も
およその動線だけ合わせて
あとはそれぞれの演技で
なんてことにはしなかったと思う。


これだけ歌える人の集まりだったら
演技を含めてオペラとしてみせるか
演奏会形式としてスターバト・マーテルのように
歌に徹して聴かせるか。



次回は是非もっとたくさんの人に
聴いてもらえるように宣伝して
満席のお客様からの熱い視線を受けて
演奏できるといいですね。

合唱も良かったです。
皆様お疲れ様でした\(^o^)/

☆☆☆☆☆☆

ということで
私も自分にはっぱをかけるべく
もっとお客様に笑ってもらうべく
もっとよい歌が歌えるべく
一所懸命にチケットを売っております❗️❗️


お正月から楽しい気分になりたい皆さんに
proudly presents✨✨





チケットはホームページのContactより
お求めできます(^^)
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