ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

日本歌曲演奏のために朗読のレッスンを受けました

2018-02-09 20:52:31 | 講座・レッスン
3/16の日本歌曲振興波の会主催
スプリングコンサート


私は 茨木のり子 詩
わたしが一番きれいだったとき

を歌うにあたり、
楽譜からさらっていたのですが
詩の朗読をしてみて
歌の表現の迷いが
朗読の表現の迷いだと気づき
詩の朗読を習いたいと思いました。


とはいえ先生なんか知りません。


インターネットで調べて
この先生に習ってみたいという方を探して
今日のお約束となりました。



先生にお会いして、少しお話した後、
まずは一回朗読。
そこから先ずは抑揚などをとって
再度朗読してみる。


その後一つ一つ課題を持ちながら
朗読を繰り返して作品を作っていきました。


詩の朗読の練習の仕方の基本、
私の発語の癖で直すべき点、
朗読の基本練習、
朗読をする視点、

歌と共通のこと
朗読で特に必要なこと

とにかくその時は集中していて
何とかできたことも
まだ確実に再現が難しいものもありますが
自信を持って作り上げていく道、
詩の朗読を歌に活かす筋道、
見えてきました。


日本歌曲演奏と詩の朗読は
やはりとても密接な関係がありました。


もちろん朗読が上手ければ
歌が上手い訳ではありません。
音楽はジャンルがあるから
詩の朗読からどんな声で音楽を作るかで
日本歌曲か、シャンソンか、
全く変わると思います。

だから日本歌曲として演奏するなら
その手段としての発声、響きもとても大切。
しかも詩を作曲家がどう汲み取って音楽にしているかは自分の感性だけで詩を解釈するのとはまた違うので作曲家の解釈を表現しなければなりません。


楽譜にはそれらが書いてあるので
それを再現すれば曲にはなるのだけれど
そこに自分らしさが出るとしたら
詩をきちんと朗読できること、
なのだと思います。

間も息遣いも目線も
何もつけないで読むところから
湧き上がってくるものを
心で感じて外には出さない。
激しく抑揚をつける事は
表現している事にはならない。
心で激しく感じながら
音楽にのって詩を歌い上げる。


自分の納得するものを作りあげたいと思っています。是非聴きにいらしてください。

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それから私がレッスンを受けた先生のホームページはこちら
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