日々徒然です

カフェにようこそ!

運命の出会い

2013-07-16 01:40:52 | 小説
専門医Drとして毎日毎日重症患者ばかりでウンザリだった。
目に焼き付いて離れない病変した患部。
美しい物が見たい。絶世の美に出会いたい。そんな事ばかり・・・。

商店街を歩いていると絶世の美に出会えた!
その人は携帯電話の職員だった。
偶然にも携帯が壊れていて買い換えないといけない時だった。

ショップに入ると笑顔で迎えてくれた。
「一目惚れだ」笑顔に惚れた。
仲良くなっていつか絶世の美を拝ませてもらおう。
悩むフリで何度か通う。ショップは混んでいて中々チャンスがない。
少しずつ仲良くはなっている。
「明日はちゃんとお相手しますから。ショップにいらして下さい」と言われ嬉しくなった。

明日が待ち遠しくて。診察も苦にならない。

中々眠れなくて夢を見た。
君の僅かな膨らみに触れたくて四苦八苦してるのに綺麗な笑顔で僕を見ないで欲しい。
僕の欲望はどんどん広がってしまう。
君の絶世の美が目的だったのに一目見るだけで満足だったのに。
今はキスしたい、胸を触って、腰を撫でて、喘ぐ顔を見たい、声を聞きたい、繋がっていたい。

君は仕事を休んでくれて僕のスマホを選んでくれた。嬉しかった。

君は先日スマホを病院まで届けてくれた。
その後、診察をして欲しいと申し出があった。
照れながら病衣に着替える君は可愛かった。
診察台の上へ・・・。想像以上の絶世の美だった。