日々徒然です

カフェにようこそ!

逢いたい現実

2014-05-18 09:13:13 | 小説
やっと見つけた!逢いたかった
幼い頃の思い出は俺の宝物だった
嫌な事があっても思い人の事を考えるだけで忘れられた
そんな何年間の思いは出会って直ぐに解消された
あの人はビックリしていたが

学校の校門で迎えに来てくれた
直ぐに抱きしめキスをする。角度を変えて徐々に深く
「逢いたかった」と囁く
あの人は生徒会長なる物に付いていて学校や寮の案内をしてくれた
俺に逢いたくて迎えに来てくれた訳ではなかったようだ

少し残念だったが・・・

だが、数年の空白は直ぐに埋まった

俺はあの人を見つけては逢いに行き、傍らに居た
逢いたい時に側に居る、そんな生活が嬉しかった
傍らに居ても受け入れてくれる
抱きしめキスをする。もちろん深く、深く・・・
唇が離れる時には唾液が糸を引くくらい

寮では一人部屋らしく遊びに行く

勉強を見てもらいつつ、お昼までご馳走になる
あの人の料理は美味しかった
「うまい」の一言がでた。嬉しそうにしてくてる
徐々に距離が埋まりつつ、長年の思い・・・

触れ合う指、頬を撫でる指、髪をかき上げる指、体の隅々を触れていく指
俺は一つ一つ確認していく
あの人の体温が俺のと融合していく
触れていないところが無いくらい
俺を受け入れてくれる、一つに繋がる事に
溺れてしまう程一つに繋がる
「愛している」と囁きながら