日々徒然です

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俺が守る

2014-09-13 03:25:11 | 小説
中高一環の男子校は秘密の花園で、いっぱいだった。
「君の瞳は俺を欲しがっている」
「あっん・・・そんなに」「激しすぎっ」
「まだイケるだろう」
放課後の空き教室は恋人の聖地

俺は中1の頃より自慢じゃないが信頼と学年主席をキープしていた
プライベートでは父さんが再婚する事になっていた
俺を男で一つで育ててくれて苦労ばかりだから幸せになって欲しかった
再婚相手には子供が居て、俺は高1だから中2だそうで

この学園は中高の教室は渡り廊下で繋がっていて境目があるようでなかった
生徒会役員は合同で入学式や卒業式は一緒に行っていた。だから交流も、ある程度ある
俺は中1から生徒会役員になっていて高1では生徒会長を任されていた

アイツが中学に入学してきた時に何かと噂には上がっていた
解るやつには解っていて、人気ランキングの上位になっていた
もちろん親衛隊なるものも出来ていたようで(本人は自覚なしだが)
俺は気がきじゃなかった

学校帰りは一緒に帰っている。兄と慕ってくれる、そんな所が嬉しかった
生徒会の仕事があっても待っていてくれる
だけど、このモヤモヤは消えなかった・・・
何なんだ??
家に帰ると父さんと母さんは旅行に出掛ける準備をしていた
すごく仲が良い。良かった幸せそうで

旅行中俺たち兄弟に何かあるのか
このモヤモヤが消える事はあるのか
でもアイツを見ると何故か顔が赤くなってしまう